京 アニ 犠牲 者。 京アニ負傷者 なお7人入院、心にも傷 匿名で身元発表 [京アニ放火]:朝日新聞デジタル

京アニ放火事件、25人の身元公表 全犠牲者明らかに:朝日新聞デジタル

京 アニ 犠牲 者

燃える京都アニメーションのスタジオ(2019年7月18日、京都市伏見区) 京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、社員36人が死亡、33人が重軽傷を負った事件で、殺人などの疑いで京都府警捜査本部(伏見署)に27日に逮捕された青葉真司容疑者(42)が「(犠牲者は)2人ぐらいと思っていた。 36人も死ぬと思わなかった」と供述していることが同日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、捜査本部は逮捕時点で初めて犠牲者数を青葉容疑者に伝えたという。 青葉容疑者は事件で自らも重度の全身やけどを負って救急搬送されており、犠牲者数を認識できていなかったとみられる。 一方で、逮捕後の調べに容疑を認めた上で、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」と大量殺人を狙ったこともほのめかしているという。 反省の弁や犠牲者、遺族への謝罪の言葉はなかった。 また青葉容疑者が複数の京アニ作品を挙げて「自分が応募した小説が盗用された。 京アニが許せず、恨みが募っていた」という趣旨の供述をしていることも、捜査関係者への取材で分かった。 過去に青葉容疑者とみられる人物が京アニに小説作品を応募していたが、形式審査の一次選考で落選。 京アニ側は、同社の作品との類似点はないと否定している。 捜査本部によると青葉容疑者は一時命の危険もあったが、容体が一定程度回復。 入院先など複数の医師の意見をもとに「医療環境の整った施設なら勾留が可能」と判断したという。 捜査本部は青葉容疑者を逮捕後、ただちに送検。 京都地検は10日間の勾留を請求し、認められた。 青葉容疑者は同日夕、医療スタッフが常駐する大阪拘置所(大阪市都島区)に収容され、今後、治療を継続しながら府警などの取り調べを受けるという。 逮捕容疑は昨年7月18日午前10時半ごろ、京アニ第1スタジオに侵入し、ガソリンをまいてライターで火を付け、鉄筋コンクリート3階建て延べ約690平方メートルを全焼させた上、屋内にいた社員70人のうち36人を殺害、33人に重軽傷を負わせた疑い。 残る1人にけがはなかった。 負傷者のうち1人は現在も入院しているという。

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京アニ犠牲者全員の実名公表 「とにかくメディアが最悪だった」英テロ報告書があぶり出した報道の良心とは(木村正人)

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京都アニメーション第1スタジオで7月18日に起きた放火殺人事件で、京都府警は27日、犠牲になった35人のうち25人の身元を公表した。 府警は今月2日に亡くなった10人の身元を公表しており、事件発生から40日を経て、犠牲者全員の氏名が公表された。 府警によると、公表された25人は、京都府や大阪府、奈良県に住む21~49歳の男性8人と女性17人。 京アニの人気アニメ「涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「響け!ユーフォニアム」で、原作の小説から、アニメのキャラクターを描いた寺脇(池田)晶子さん(44)も含まれていた。 寺脇さんは京アニの取締役の一人でもあった。 事件発生から犠牲者全員の身元公表まで時間がかかった理由について、府警の西山亮二捜査1課長は「被害者のご遺族と実名公表に反対しておられる会社側の意向を丁寧に聞き取りつつ、葬儀の実施状況を考慮し、公表の方法とタイミングを慎重に検討を進めた結果」と説明した。 すべての犠牲者の葬儀が終了しているという。 府警は、25人のうち5人の遺族からは実名公表への承諾を得られたが、20人の遺族は拒否の意向だったと説明している。 そうした状況で、実名公表した理由について、西山捜査1課長は「事件の重大性、公益性から実名を提供すべきだと判断した。 報道機関や一般の方も非常に関心が高く、身元を匿名にするといろんな臆測も広がり、間違ったプロフィールも流れる。 亡くなった方の名誉が著しく傷つけられる」と話した。 身元の公表を巡って、京アニ側は先月22日、府警に対し、「プライバシーが侵害され、ご遺族が甚大な被害を受ける可能性がある」として実名公表を控えるよう要望。 京アニの代理人は27日、「度重なる要請や一部ご遺族の意向にかかわらず、実名が公表されたことは大変遺憾」とコメントした。 今回の放火殺人事件で亡くなり、京都府警が27日に身元を公表した25人は次の方々。 年齢は事件当時。 犠牲者の方々のプライバシーに配慮しながらも、お一人お一人の尊い命が奪われた重い現実を共有するためには、実名による報道が必要だと考えています。

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多くの人気作品を制作してきた「京都アニメーション(京アニ)」のスタジオが放火され、多数の犠牲者が出た。 残忍な事件に憤りを覚える。 夢を絶たれた多くのスタッフらの死を心から悼みたい。 現場となった京都市伏見区のスタジオは京アニの主力拠点だった。 41歳の男が「死ね」などと叫びながら押し入り、ガソリンのような液体をまいたという。 現場周辺で複数の刃物も見つかっている。 背景には強い恨みの感情があったのだろうか。 だがどのような内容であれ、卑劣な犯行を正当化できるものではあり得ない。 動機など事件の背景について解明が待たれる。 京アニは1981年と比較的新しい創業ながら、「涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱」「聲(こえ)の形」などヒット作を多数手がけた。 東京に拠点を置く制作会社が多い中、京アニは京都からの文化発信をうたい、人材育成にも力を入れていたという。 日本文化の象徴としてアニメが国際的にも注目される中、京アニはその重要な担い手だ。 アニメづくりを目指す若者の間で、京アニは就職先として憧れの存在だったという。 時代は違えど、アニメづくりに情熱を傾ける若者らの群像を描くNHKの連続テレビ小説「なつぞら」のような世界がそこにあったことを思えば、無念というほかない。 事件当時、3階建てのスタジオでは約70人のスタッフが働いていた。 現代のアニメは多くの作業がコンピューター化されているが、それでも多くのスタッフが机を並べ、資料や原画など可燃物も多かったはずだ。 そんな場所でガソリンなどが燃え上がれば、対処はできまい。 逃げ場のない室内で猛煙に巻かれた被害者のことを思うと、胸がふさがる。 一方で、たとえガソリンによる放火でも、あっという間にビル全体が炎と猛煙に包まれてしまったのは不可解だ。 2001年に発生した東京・歌舞伎町の雑居ビル火災では44人が亡くなったが、防火扉が固定されていた不備が明らかになった。 今回の火災で、防火扉の設置や作動状況はどうだったのか。 消火設備は備わっていたかなど、詳しい検証が待たれる。 多くの人が出入りする場所では、不測の事態にも備えるべく防火策の再点検を進めたい。

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