まん びき 家族 松岡。 万引き家族

【公式】『万引き家族』大ヒット上映中!/本予告

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そうだね、 人間臭さが良い意味でも悪い意味でも漂っている映画で、一言で表すとしたら、「とにかく凄い映画」ってとこかな。 相当無理やりだけどね(笑)それじゃあ、あらすじを軽く説明していくよ。 5人家族の「柴田」一家は夫婦のわずかな給与と祖母の年金だけではとてもやりくりできず、 万引きをしながらなんとか食い繋いでいる特殊な家族。 彼らはある日、 親から虐待されて居場所のない少女を匿う事になるんだ。 それが全てのきっかけだね。 けれど暫くして少女誘拐事件として報道されてしまい、生計を支えていた夫婦は職を失い、祖母が亡くなってしまった事で年金も受け取れないというピンチが立て続けに起こってしまう。 一家は 年金を受け取り続ける為、祖母を自宅の下に埋め、祖母の存在を無かったことにするんだよ。 残酷な場面なんだけど、全ては「生きるため」と言って苦渋の決断をするんだ。 けれど丁度その頃、息子の祥太は柴田一家に違和感を抱き始めるようになり、ある事件をきっかけに一家へ警察の手が及ぶ事になってしまう、というストーリーだよ。 編集長 もちろんだよ!特に今回の 審査委員長であるケイト・ブランシェットさんは、 「『万引き家族』には完全に圧倒された。 役者の演技と監督のビジョンが完璧に一致していた。 並外れた映画でした。 」さらにケイトは、 「安藤サクラのお芝居、特に泣くシーンの芝居がとにかく凄くて、もし今回の審査員の私たちがこれから撮る映画の中で、あの泣き方をしたら、彼女の真似をしたと思ってください。 」と安藤サクラの演技を大絶賛していたんだ!さすが、日本を誇る名女優だよね。 『万引き家族』はその演技、演出、撮影、脚本の全てが素晴らしいと評価され、パルムドールに至ったということだね。 日雇い労働者の父・柴田治(リリー・フランキー)、クリーニング工場で働く治の妻・信代(安藤サクラ)、息子の祥太(城桧吏)、女子高生見学クラブで働く信代の妹・亜紀(松岡茉優)、そして治の母・初枝(樹木希林)の5人家族だ。 一家は治と信代の少ない給料に加え、 初枝の 年金で暮らしていた。 しかし、それで5人が生活するには厳しく、治と祥太がコンビとなって 食品や生活用品を 万引きし、なんとか食いつないでいた。 その手際は慣れたもので、治が店員の目を遮るように立ち、その隙に祥太がカップ麺をリュックに入れるといったものだ。 また、初枝は夫と離婚しており、表向きには独居老人として暮らしている。 同居人である4人は定期的に来る市の職員に存在を知られないよう、 世間から隠れるようにして生活を共にしていた。 そのような境遇で慎ましい生活を送りながらも、5人の間にはいつも笑顔が絶えなかった。 治は、一人で震える彼女を見かねて保護する。 少女は「ゆり」と名乗るも、自らの身の上をあまり語らない。 治と信代はその晩、ゆりを元の家へ帰しに行こうとするが、家の中からゆりの両親と思われる男女の論争を聞く。 結局、ゆりは柴田家で暮らすことに。 一家は ゆりの体に火傷や傷の跡があるのを見つけ、 児童虐待の疑いがあると気づいた信代は 彼女を匿うことを決める。 翌日、一家はそれぞれの生活へ。 信代はクリーニング店の業務中、服のポケットに入ったままの指輪やネックレスをネコババ。 初枝は死別した夫の年金を受け取りに亜紀と銀行へ。 亜紀はその後、女子高生見学クラブへ行き、「 さやか」という源氏名を使い、男の前で下着姿になり、お金を稼ぐ。 学校へ行けない 祥太は ゆりを連れて万引きへ。 一家はそれぞれが脛に傷を持つもの達だった。 労災が下りなかったため、しばらくは初枝の年金に頼って生きていくしかない。 また、 ゆりの事が失踪事件として報じられ、一家は彼女の本名が「 北条じゅり」であることを知る。 ゆりを隠すために、ゆりの髪を短く切り、「 りん」という名前で呼ぶことにした。 そして、いつもの万引きに りんが加わるようになっていた。 その矢先、 信代の働くクリーニング店の経営が傾き、信代かもう一人の店員が辞めなければならない事態に。 その店員は信代に、「ニュースで報じられている女の子と信代が一緒にいるところを見た」と詰め寄る。 信代は「その事を喋ったら殺す」と釘を差し、自ら辞めていくのだった。 一方の初枝は元夫の命日に彼の息子の家に赴き、供養をしていた。 裕福そうな息子一家の写真立てには亜紀の写真が。 亜紀は海外に行っていることになっており、風俗店で使っている「さやか」という名前も妹の名前だった。 亜紀の両親は、彼女が初枝と暮らしていることは知らない。 初枝は お車代として3万円を受け取り、帰路へ。 夏になり、一家は海水浴に出かけ団欒を満喫する。 そこで初枝は楽しそうにはしゃぐ一家を見守りながら、ポツリと呟く。 「ありがとうございました…」と。 死んだことが役所に知れると、葬式や葬儀代にお金がかかり、さらには頼みの綱である初枝の年金が受け取れなくなるため、治と信代は初枝の遺体を自宅の下に埋め、 最初から初枝をいなかった事に。 そして、初枝の年金を引き出す信代と治。 初枝が隠していたお金を発見して喜ぶ二人を、 祥太は黙って真っ直ぐな目で見つめてた。 祥太は治から「 店に並んでいるものは、まだ誰のものでもないから持っていってもいい」と教えられた。 しかしある日、治が車上荒らしをしている時、 翔太は「 それは誰かのものではないの?」と尋ねる。 治は返事に困り、うやむやに返すが、祥太は、万引きという行為に 疑問を抱き始めていたのだった。 その数日後、 りんがスーパーマーケットで万引きをしようしたところ、祥太は わざと店員に見つかるように万引きし、逃げる際に足を骨折してしまう。 その夜、 一家は警察に全てがバレる前に夜逃げしますが、結局捕まってしまう。 それ以外の三人も取り調べを受け、そこで 柴田家の真実が明らかになってしまう。 りんはもちろんのこと、 柴田家の間には誰一人として血縁関係がないのだった。 信代は元ホステスで、 治はその常連客。 人目を忍んで不倫関係になった2人は、 痴情のもつれから信代の元夫を 殺害し、その死体を遺棄した 共犯者同士でもあったのだ。 しかも 祥太は治が車上荒らしをしたときに車に一人でいたところを 拉致された子供であり、彼らの名前も本名ではなかった。 初枝は身寄りのない独居老人で、浮気によって離婚した元夫の孫が亜紀だった。 亜紀は家庭不和で悩んでいたところ、初枝に声をかけられ、一緒に暮らすようになったのだという。 初枝は元夫の月命日のたびに亜紀の両親の家に出向き、お金をせびっていた。 5人はつまり、互いの孤独を埋めるために 疑似家族として共に暮らしていたのだ。 警察から「全て」を伝えられた 亜紀は動揺し、 初枝があの家に埋められていることを明かしてしまった。 信代は一家が犯した全ての罪を被り、 懲役刑に。 祥太は福祉施設に入り、 治は執行猶予5年の刑となった。 テストで好成績を残したり、釣りの知識も身につけたりと、彼はたくましく成長していた。 治と祥太は信代の面会のために刑務所に行き、互いの近況報告をしたあと 信代は祥太に、彼を誘拐した時の状況を打ち明ける。 松戸のパチンコ屋の駐車場で拉致したこと、その車の車種と色、そして、 「 あなたが本気で探せば本当の両親に会える」と告げ、面会室を後にする。 その夜、祥太は治と一緒にカップ麺を食べ、彼の家に泊まる。 自分を置き去りにして夜逃げしたことを問うと、治はそれを認め、「 父でなく、おじさんに戻る」と答える。 翌朝、祥太は施設に戻るため、バスに乗り込もうとしますが、 別れ際に 自分がわざと捕まったことを治に打ち明ける。 治は祥太の名前を叫びながらバスを追いかけますが、バスは止まることなく、治を見つめる祥太を乗せて走り去ったのだった。 出典:: その頃、 亜紀は自分が初枝に匿われていたのは お金のためだったのかと疑問を抱き、苦悩するように。 みんなで楽しく生活していたあの家に一人で行ってみるも、今はもぬけの殻となっており、 亜紀はただただその空虚を見つめるだけだった。 一方、 じゅりは本当の両親の元に戻ったが、本当の母親は信代や初枝のようにかまってくれない。 ベランダに追い出されたじゅりは、一人遊びをするばかりだった。 その ベランダから外を見るじゅり。 その目は 誰かを見つけたような、 誰かを探しているような目をしていた。 『万引き家族』是枝監督の才能あふれる采配について 出展: 実話にインスピレーション 本作は、 親の死亡届を出さずに年金を不正に受給し続けていたある家族の事件をもとにしています。 是枝監督は、この作品を10年近くかけて構想を練って作り上げたそうです。 『万引き家族』はそのショッキングなタイトルや内容から、 公開当初から 大きな議論を呼びました。 本作がパルム・ドールを受賞したときは「万引きを題材にしている作品が受賞するのは日本の恥だ」などといった バッシングが多く見られました。 本作は、文化庁から助成金を貰って撮影したこともあり、「映画を作る際に政治家や官僚の顔を思い浮かべたか」という皮肉な質問がありました。 それに対し、是枝監督はそれをきっぱりと否定し、 あ る一人の少女を思い浮かべながら撮った と答えています。 親から虐待を受けた子供を保護する施設で出会ったその少女は、絵本の「スイミー」を読んでくれたと言います。 読み終わったあとに褒めると、とても嬉しそうな顔をした少女を見て、 「 この子はきっと、 両親に聞かせたいんじゃないか、 と思いました。 その子の顔が忘れられなかった」と是枝監督は答えました。 作中にも、そのエピソードを想起させるような印象的なシーンがありましたよね。 驚きの撮影手法 『万引き家族』が評価されたのはその題材だけではありません。 役者の演技も世界的な評価を得ました。 冒頭で紹介した 安藤サクラの演技もさることながら、 その演技を引き出す手法も驚きです。 是枝監督は、これまでの監督作で 子役には脚本を渡さず、 場面毎にセリフを口頭で伝えるという手法を取っています。 ちなみに、作中で ゆりの歯が抜けるシーンは、撮影中に 子役の歯が本当に抜けたので急遽入れたシーンだそうですよ! 本作終盤の尋問シーンでは、安藤サクラや池脇千鶴に台本を渡さず、セリフを順番にホワイトボードに書いて見せながら撮ったと言います。 役者陣の実力と是枝監督の手法が合わさって完成した演技は、是非ご自分の目で確認してみてください! 『万引き家族』が私たちに訴えかけているもの 出典: 是枝監督は、インタビューで 「昔ドキュメンタリーの仕事をしていたとき、「 誰か一人に向かって作れ」と言われた」と話しています。 この『万引き家族』の登場人物たちは、特殊な環境化にある人々で、お世辞にも「いい人」ではありません。 しかし、本物の家族のように楽しそうに暮らす一家の日常を見て、 血縁を超えた「 絆」について考えさせられます。 そして、終盤で世間の目に晒される柴田一家を見て何を思うでしょうか。 本作は 日本が抱える問題をえぐり出す作品でもあります。 貧困やそれに伴う犯罪だけでなく、児童虐待やネグレクトなどは現代の日本で 本当に起こっている問題です。 「世界では、『 日本映画には社会と政治がない』と批判される」と是枝監督は言います。 その問題と真っ向から向き合ったのが本作であり、世界的な映画賞で絶賛された理由でもあります。 日本という大きな枠組だけでなく、一個人のあり方を見直すきっかけをくれる『万引き家族』は、 今だからこそ見るべき映画なのです。 まとめ 出典: 映画『万引き家族』についてネタバレも含み、徹底的に解説しました。 今の日本映画界を代表する役者陣の渾身の演技は必見です。 日本の「 今」に切り込んだ本作品を是非ご鑑賞ください!.

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就活家族 〜きっと、うまくいく〜 ジャンル 脚本 監督 秋山純 落合正幸 常廣丈太 演出 秋山純 落合正幸 常廣丈太 出演者 エンディング 「晴れた日に、空を見上げて」 製作 製作総指揮 黒田徹也 (ゼネラルプロデューサー) 内山聖子 (ゼネラルプロデューサー) プロデューサー 船津浩一 下山潤 制作 放送 音声形式 放送国・地域 放送期間 - 放送時間 木曜21:00 - 21:54 放送枠 木曜ドラマ テレビ朝日 放送分 54分 回数 9 特記事項: 初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。 『 就活家族〜きっと、うまくいく〜』(しゅうかつかぞく きっと、うまくいく)は、からまで系の「」枠で毎週木曜日21時 - 21時54分 に放送されたである。 主演はで、三浦が連続ドラマの主演を務めるのは約17年ぶりとなった。 この作品記事はが望まれています。 ください。 キャスト [ ] 主要人物 [ ] 富川 洋輔(とみかわ ようすけ) 演 - 大手鉄鋼メーカー・日本鉄鋼金属 の人事部長。 1959年2月3日生まれの57歳。 富川 水希(とみかわ みずき) 演 - 洋輔の妻。 私立中学校の国語教師。 は「宮沢」であり、1961年10月26日生まれ。 富川 栞(とみかわ しおり) 演 - 富川家の長女。 宝飾メーカー・ジュエルD勤務。 25歳。 富川 光(とみかわ ひかる) 演 - 富川家の長男。 三流大学の学生で、就職活動中。 山田(やまだ) 演 - 人事部社員。 川村 優子(かわむら ゆうこ) 演 - 品質管理部社員。 37歳。 ジュエルD [ ] 中原 綾子(なかはら あやこ) 演 - 外商部一課長。 真壁 雄斗(まかべ ゆうと) 演 - 外商部一課社員。 その他 [ ] 国原 耕太(くにはら こうた) 演 - 「国原就活塾」塾長。 戸川 加奈(とがわ かな) 演 - 就職活動中の大学生。 池上 孝之(いけがみ たかゆき) 演 - 就職活動中の大学生。 夏野 久美(なつの くみ) 演 - 洋輔の高校の同級生。 洋菓子店経営。 天谷 五郎(あまや ごろう) 演 - リストラされた事を家族に言えずに、通勤したふりをして公園で一日を過ごす男。 未華 演 - ゲスト [ ] 第1話 [ ] 中野 春樹(なかの はるき) 演 - 光の同級生。 加藤 誠(かとう まこと) 演 - 就活生。 父は「ヤマト銀行」頭取。 洋輔の知人。 スタッフ [ ]• 脚本 -• 音楽 - 、穴沢弘慶• 監督 - 秋山純、落合正幸、常廣丈太• 主題歌 - 「晴れた日に、空を見上げて」()• 挿入歌 - 林部智史「」(avex trax)• ゼネラルプロデューサー - 黒田徹也、内山聖子• プロデューサー - 船津浩一、下山潤(ジャンゴフィルム)• 制作協力 - ジャンゴフィルム• 制作著作 - テレビ朝日 放送日程 [ ] 話数 放送日 サブタイトル 演出 視聴率 備考 第1話 1月12日 父のリストラ、母の熟年離婚…家族に仕事下さい!! 秋山純 11. 妻の秘密…娘の反乱!? 常廣丈太 9. 妻の爆発の夜!? 落合正幸 9. 家族に失業を話すとき… 秋山純 9. 暴露にキレる妻!? 家庭内別居の始まり 落合正幸 8. 無職の父! 新居は誰のもの? 秋山純 10. それぞれの旅立ちの日…きっと、うまくいく 11. 2016年11月10日. 2016年12月23日時点の [ ]よりアーカイブ。 2016年12月22日閲覧。 略称は『日鉄鋼』。 2016年12月16日. 2016年12月22日閲覧。 スポニチアネックス 2016年12月11日• 2016年12月18日. 2016年12月22日閲覧。 朝日新聞 該当各日 テレビ欄参照• 日刊スポーツ. 2017年1月13日. 2017年1月13日閲覧。 2017年1月20日. 2017年1月20日閲覧。 スポーツ報知. 2017年1月27日. 2017年1月27日閲覧。 スポーツ報知. 2017年2月3日. 2017年2月3日閲覧。 スポーツ報知. 2017年2月10日. 2017年2月10日閲覧。 スポーツ報知. 2017年2月17日. 2017年2月17日閲覧。 スポーツ報知. 2017年2月24日. 2017年2月24日閲覧。 スポーツ報知. 2017年3月3日. 2017年3月3日閲覧。 スポーツ報知. 2017年3月10日. 2017年3月10日閲覧。 外部リンク [ ]• shukatsukazoku - - テレビ朝日 系 前番組 番組名 次番組.

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映画『万引き家族』 是枝裕和監督が犯罪で繋がる家族を描く、リリーフランキー×安藤サクラ×松岡茉優

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C 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. 第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞のパルムドールを受賞したニュースでも話題の映画『万引き家族』。 正に映画の公開直前での受賞により、先行公開でも大ヒットを記録!更にそのタイトルや内容からネットではモラル上の問題が論争になるなど、公開前から話題が尽きない本作を、今回は公開二日目の夜の回で鑑賞して来た。 年齢層や男女に偏りなく多くの観客が来場されていた場内からも、観客の関心の高さが伺えた本作だが、果たしてその内容はどの様なものだったのか? ストーリー 高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治 リリー・フランキー と信代 安藤サクラ の夫婦、息子の祥太 城桧吏 、信代の妹の亜紀 松岡茉優 の4人が転がり込んで暮らしている。 彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝 樹木希林 の年金だ。 足りない生活費は、万引きで稼いでいた。 社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 そんな冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子、ゆり 佐々木みゆ を見かねた治が家に連れ帰る。 体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。 より 予告編 実は万引きで生計を立てる家族の話だけでは無かった本作! その非常に観客の目を引くタイトルや予告編から受けるイメージから、まるで本作が万引きを推奨しているとか、犯罪を肯定的に描いているなどの印象を持って鑑賞に臨むと、少なからず違和感を抱かれるであろう本作。 そう、映画を観れば分かる様に、少なくとも本作には働かずに万引きで生計を立てて、毎日気楽に暮らす家族の姿は出て来ないからだ。 その代わりに本作では、彼らの家族愛に溢れた生活と同時に、一度社会の仕組みからドロップアウトした者に冷たい世の中の現実と、定職を持って働いていてもある日突然働けなくなったりリストラで職を失う危険と恐怖、そして親からの愛情や感心を得ずに育った者が、果たして自身の子や家族を形成し子供の教育や成長に寄与することが出来るのか?という、厳しい社会の現実や問題の数々が描かれることになる。 アメリカと日本の違いはあるが、先日シネマズで紹介した『レディ・バード』の様に、両親がちゃんと働いていて収入がありながら、それでも日々の生活が厳しい中間層の家族の暮らしぶりは、この『万引き家族』でも実にリアルに表現されている。 例えば映画の冒頭で描かれる様に、治たち親子が万引きをするのは大量に物があって個人の顔が見えないスーパーマーケットの売り場であり、その後立ち寄った商店街の肉屋ではちゃんと彼らはコロッケを買っている。 もちろんコロッケは気軽に買える庶民の味であり、近所にあって顔の見える個人との付き合いが出来る肉屋では、さすがに彼らも盗みはしないのだろう。 では、お金を出して物を買える彼ら親子が、何故万引きを繰り返しているのか?実はそこにこそ、本作が描こうとする大きな問題が隠されているのだ。 この家族が万引きや軽犯罪で収入を得て生計を立てている訳ではなく、意外にも両親が仕事に就いて労働で収入を得ていることは、映画の早い段階で観客に明らかにされる。 父親の治は工事現場で日雇いのバイト、母親の信代はクリーニング屋のパートとして働いて収入を得ており、更には祖母の初枝の年金や、妹の亜紀もある仕事で収入を得ていることが語られていく。 もちろん、二人の収入だけでは豊かな生活が出来るわけもなく、祖母の年金を目当てに一家が同居しているらしいことが、観客にも徐々に分かってくることになる。 ところが更に明らかになるのが、実は治にはまともな定職に就けないある理由が存在するという事実。 妻の信代もクリーニング屋でパートとして働いているが、不況でリストラの対象となってしまい、更に不運なことに治も日雇いの現場で足を怪我してしまって働けない状況に・・・。 ここで観客が驚かされるのは、この様な状況においても彼らには自分たち以外に頼るべき存在がいない、という現実だ。 実際日雇いという雇用形態のため、治の足のケガも労災の適用にはならないのだ。 この様に、両親が二人でまともに働いても生活が苦しいというこの現状、そして誰にでもある日突然収入が途絶える危険があるという描写は、観客にも非常にリアルに感じられて実に上手い! こうして生活の補填のため、あるいは終盤で治が自ら語る様に、子供に教えられる唯一の知恵として万引きという行為に手を染めながら、その中で子供を飢えさせることも虐待することもなく、終始笑顔の絶えない親子関係を保っていられる、この家族の複雑さとダメさ加減は、改めて観客に家族の存在理由について考えさせてくれる。 鑑賞後絶対に忘れられない風呂場の汚さや、安っぽいが最高に美味そうなカップ麺の食べ方など、妙に観客の心に残る彼らのその生活ぶりは、是非劇場で! C 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. 実は祥太の成長が、家族の調和を次第に狂わせて行く! 本作で重要な部分を担うのが祥太の成長と、それに伴う父親の治との関係性の変化だ。 治から教えられるままに万引きを手伝っていた祥太。 だが、ゆりという妹の登場により、彼は次第に外の世界と自分の家族との違いに違和感を覚える様になる。 そして、祥太が万引きという行為と治に対する考えを変えるきっかけとなるのが、映画中盤に登場する柄本明演じる駄菓子屋の店主の存在だ。 万引きを知りながらそれを犯罪として社会に渡すのではなく、あくまでもその地域の問題として子供に諭し導く彼の存在こそ、あまりにダメな父親である治の足らない部分を補うものと言えるだろう。 ところが時代の流れからかその店すら閉店する描写を見て、一度社会の仕組みからこぼれ落ちた者を救ったり犯罪者を予防するシステムが、もはや地域のコミュニティから失われつつあることを観客は知ることになるのだ。 そう考えれば、たとえ社会の常識やルールから外れた人々が形成した家族であっても、それが最悪の状態を避けるセーフティネットの役割を果たしているのであれば、この家族の存在にも確かに意味があると言えるだろう。 祥太の内面の変化も知らず、その後も子どもの様に嬉々として万引きを繰り返す治。 だが、遂に車上荒らしの片棒を担がせようとするに至って、ようやく祥太も父のダメさと違法性を真剣に考えるようになる。 更にこの成長と変化が、ラストで祥太が言う自分が何故捕まったかの答えにも繋がるのだ。 個人的に祥太の成長の描写で何と言っても印象に残ったのは、家族で初めて海水浴に行った際に、松岡茉優演じる亜紀のビキニの谷間に思わず視線が行ってしまうという、男なら思わず納得の描写!既にネットの感想でも「意外な谷間に驚いた!」との声が多く上がっているその谷間は、是非劇場でご確認を! C 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro. 最後に 思えばその過去の作品群でも、現代における家族の形や、血縁関係を越えて結ばれる絆を描いて来た是枝監督。 本作でも血の繋がらない治たち家族の絆と、世間の常識からは外れているが貧しくも幸福そうな彼らの生活が描かれて行くのだが、本作の終盤ではそれまでの家族を見守る様な視線とは異なり、治たち家族の絆や共に過した濃密な時間が、社会の正義や正論によって否定されていく過程が描かれることになる。 確かに客観的に見れば、この家族の背景や事情を知らない警察にとって彼らは単なる犯罪者であり、子供は誘拐された可愛そうな被害者として映るのも仕方がない。 その結果、社会のルールに従って子供たちは親元に返されたり施設に送られることになる。 だが、それが本当に子どもたちにとって幸せかどうか?そこまで警察は考えてはくれないのだ。 こうしてあくまでも世間の常識で考えた正論が彼らに押しつけられる終盤の展開は、それまでの家族の幸福な生活との対比により、物語の悲劇性を高めていて実に上手いと感じた。 生活スタイルの変化に伴い、夫婦や家族の形態もまた変化し続けている現代において、果たして血縁関係こそが家族の証明なのか?では、一緒に暮らした時間とお互いを思いやる気持ちがあっても、血が繋がらなければ家族ではないのか?そんな想いが次第に観客の中に生まれる本作。 だが、血の繋がらないゆりと家族の平穏のために、迷わず自身の仕事を犠牲にした信代の行動と、ラストで彼女が取った選択こそは、まぎれもなく真の母親のそれではなかったか?我が子と家族のために行動した信代と、再び家に帰ったゆりに対する実の母親の態度と比べれば、もはやどちらが本当に子供のことを思う母親であるかは明らかだ。 一番その複雑な感情を表しているのが、松岡茉優演じる亜紀が再びあの家を訪れる描写だろう。 祖母の真意を知ったその上で、誰もいないあの家を再び訪ねるというあのシーンにこそ、直接の血の繋がりよりも、共に過した幸せな時間こそが家族を結びつけるのだという本作のテーマが色濃く反映されているからだ。 更に本作で観客の心を揺さぶるのは、やはりそのラストシーンだろう。 おそらく観客の数だけ異なった解釈が出来るその描写は、年齢や仕事や性別、その日の精神状態などで全くその受け取り方が違ってくるはずだ。 再び個々の生活に戻ったとしても、一緒に過ごした時間と記憶がある限り彼らの家族としての絆は消え去ることは無いのか? ラストで見せるゆりの表情の中にこそ、実はその答えがあるのだと思わずにはいられなかった本作。 どうかタイトルや、予告編に登場する万引きシーンのみで映画を判断することなく、是非劇場に足を運んで頂いてご自分の目で判断して頂ければと思う。 (文:滝口アキラ) 関連記事 ・ ・ ・ ・ ・.

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