バリア フリー ユニバーサル デザイン。 『東京のユニバーサルデザインとバリアフリー』の巻|東京都立図書館

ハードのバリアフリー ユニバーサルデザイン(1)

バリア フリー ユニバーサル デザイン

これからの社会はユニバーサルの思想で創っていく必要がある ハードの整備に際し、基本コンセプトとなるべき事柄を書きます。 結論を言うと、今後のインフラ整備や老朽化したインフラの改修等は、 「ユニバーサル」を追求すれば、「バリアフリー」に なるし、「バリアフリー」は「ユニバーサル」に繋がることを 意識して進める必要があります。 説明する上でまず言葉の定義を整理する必要があります。 「ユニバーサル」や「バリアフリー」という言葉が 入った法律があったり、建築や福祉の分野でも使われたり、 文脈で意味は微妙に揺れ動きます。 ここでは最大公約数的な定義を。 ユニバーサルデザイン:年齢・性別・人種・国籍・障害の有無 に関わらず「様々な人が」利用しやすいようにデザインされた 建物や製品等のハード及びシステムやサービスなどのソフト を表す バリアフリー:障害のある人が生活していくうえでのバリア(障壁)を 取り除いた環境、もしくはそれを取り除いていくこと どちらの方がいいですか? 二者択一で問うとおそらく「対象範囲が広い」と読める 「ユニバーサルデザイン」と、ほとんどの人が答えるでしょう。 予算に制約がないなら私もそう思います。 私が「ユニバーサルデザイン」の考え方を知った時、 ここではあえて「様々な人」と書いている部分が「誰もが」 になっていたので 「そりゃ実現すべく努力すべきやけど、現実的とは言えない」 と率直に思いました。 ユニバーサルデザインという言葉を多用される人の中にも、 ストレートには表現されませんが、「100%はない」 とおっしゃる方はいました。 だから、ここでは控えめに「様々な人が」としました。 全てをユニバーサルデザインで、というのが頭で考える限り ベストの選択であることは、論を待ちません。 しかし、ユニバーサルデザインは、あらゆるニーズを満たす 訳で、「魔法の杖」です。 しかし、資源は有限。 「バリアフリー」は「ユニバーサルデザイン」に繋がる。 そこでベターな選択としてハードの整備において、 次のような方針が現実的ではないかと私は考えます。 まず、 新たに造るにしろ、既存のものを改修するにしろ、 予算に応じて可能な限り「ユニバーサルデザイン」 になるように工夫する。 「魔法の杖」は一見高くつきそうですが、 生産性が向上すれば実現できる部分は増えるはずです。 次に、 予算制約にかかる部分は原則として利用者数で 優先順位を付ける。 今後の社会の人口構成を考えると 「高齢者が使いやすく」 を重視です。 それは私のような肢体不自由者への 「バリアフリー」にも通じます。 「 バリアフリー」は「ユニバーサルデザイン」 に昇華できます。 「東京五輪で訪日外国人が増えるのに合わせての整備」 といった明確な目的が定められていれば、 その対応を重視したデザインにすれば良いです。 まとめると、 これからの社会は「ユニバーサル」の思想を 基に創っていく必要があるということです。 それが一般の方にまで浸透するように 例えば、ユニバーサルデザインのトイレができた場合、 「障害者用トイレ」という名称は使わず、 「ユニバーサルトイレ」と呼んで理念を広く 発信できるようにします。 過渡期においては、「多目的トイレ」や「みんなのトイレ」でも良いです。 人の意識は言葉でできているので言葉は大切です。

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ノーマライゼーション・バリアフリー・ユニバーサルデザイン・インクルーシブ教育

バリア フリー ユニバーサル デザイン

「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」。 もしかしたら、同じような印象を持っている方も多いかもしれません。 しかし、実際には考え方・思想が異なります。 それぞれがどのような考え方に基づき、どういった違いがあるのかについて説明いたします。 「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の定義 それぞれ言葉の定義が異なります バリアフリーとは バリアフリーとは、高齢者や障害を持つ人が日常生活、社会生活を送る上での障壁(バリア)を取り除くことをいいます。 元々は、障壁(バリア)を取り除く(フリー)という意味で、建築用語として使われていました。 現在では、高齢者や障害を持つ人だけでなく、すべての人に対して社会参加を困難にしているバリアを取り除く、という、より広い意味で使われることもあります。 バリアフリーの例 ・段差解消のためのエレベーターやスロープ ・駅ホームのホームドア ・点状ブロック ・多目的トイレの完備 ・ノンステップバス ユニバーサルデザインとは ユニバーサルデザインとは、できるだけ多くの人が便利に利用できることを目指した建築・製品・情報などの設計のことをいいます。 発想の起点は「全ての人がいつか何らかの障害を持つこと」。 そのため、年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などを問いませんので、バリアフリーに比べると対象が広くなります。 街中のユニバーサルデザイン例 ・幅の広い改札 ・自動ドア ・絵文字(ピクトグラム) ・センサー式蛇口 ・音響・時間表示信号機 「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の違い それぞれの定義に基づいて違いが見られます この「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」は非常に似たものであるように見えますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。 高齢者や障害を持つ人が主な対象となる バリアフリーに対し、 ユニバーサルデザインは基本的に全ての人が対象となります。 具体的に例を挙げて見ていきましょう。 階段しかない出入口に対し、高齢者や障害を持つ人が使いやすいよう、後からスロープをつけるのが バリアフリー。 一方、誰もが使いやすいよう、最初から階段や段差を作らずに平らに作るのが ユニバーサルデザインです。 一見すると同じようなものでも、違ってくるのです。 平成18年に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆるバリアフリー新法が施行され、以来、この法律を元にバリアフリー化が進められています。 高齢者や障害を持つ人を主な対象として、生活の支障となるものを除去していくのが バリアフリーの考え方、そして年齢・性別・人種などにかかわらず、すべての人が利用しやすいデザインにすることが ユニバーサルデザインの考え方です。 言い換えると、ユニバーサルデザインの中でも、とりわけ高齢者や障害を持つ人といった特定の人に配慮したものがバリアフリーです。 したがって、バリアフリーはユニバーサルデザインに含まれているといえるでしょう。 しかしながら、物や施設などハード面のみの整備では不十分です。 バリアフリーもユニバーサルデザインも、考え方の根底に「心のやさしさや思いやり」があります。 サービスを提供する側に、相手に対する「心のやさしさや思いやり」がなければ、本当の意味でバリアフリー、ユニバーサルデザインが実現しないともいわれています。 ユニバーサルデザイン7原則 ユニバーサルデザインには7つの原則というものがあります。 これらは、ユニバーサルデザインの考え方を分かりやすく表したものでありますが、全てを満たさなければならないというものではありません。 原則1:誰にでも公平に利用できること(公平性) 原則2:使う上で自由度が高いこと(自由度) 原則3:使い方が簡単ですぐわかること(単純性) 原則4:必要な情報がすぐに理解できること(分かりやすさ) 原則5:うっかりミスや危険につながらないデザインであること(安全性) 原則6:無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること(省体力) 原則7:アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること(スペースの確保) 住宅における「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」 明確な区別は難しいですが、それぞれの考え方に応じた点が見受けられます 住宅におけるバリアフリーとユニバーサルデザインについて考えてみましょう。 部分的な修繕や補修を行うリフォームはバリアフリーの考え方に近く、間取りの変更など、家の状態を大きく変えるリノベーションはユニバーサルデザインの考え方に近いといえるかもしれません。 住宅でのバリアフリーの事例 浴室やトイレ、階段への手すりの設置 室内の段差の解消 玄関へのスロープの設置 廊下に車いすが通れるスペースを確保 扉を引き戸タイプに変更 住宅でのユニバーサルデザインの事例 階段の勾配を緩やかにする ホームエレベーターの設置 キッチンへレバー式の水栓を設置 廊下にフットライトを設置 浴室の床を滑りにくくする 手すりのある階段を見たときに、それがバリアフリーの考え方で設置されたものであるのか、またはユニバーサルデザインによるものであるのかを区別することは難しいですが、いずれの考え方も現代では必要であることには違いありません。 まとめ 「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」は対象者が異なるだけで、根本的な考え方・思想は非常に近いものがあり、生活の上ではともに必要な考え方です。 しかしながら、ハード面を推進するだけでは不十分といえるでしょう。 ソフト面の整備が進むことで、初めて本来の意味でのバリアフリー、ユニバーサルデザインが実現します。 住宅においても、住みやすさ、暮らしやすさを追求したときに、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方は必要になってきますので、今後の参考にしてみてくださいね。 (最終更新日:2019. 05).

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バリアフリーとユニバーサルデザインの違いって何?

バリア フリー ユニバーサル デザイン

バリアフリーとは? バリアフリーの定義 バリアフリーとは、 高齢の方や障害のある方など特定の人にとってバリア(障壁)となるものを取り除いていこうという考え方です。 例えば特定の方が使いづらい段差のある玄関や手すりのない階段を、健常者と同じように使えるように 後から改造するのがバリアフリーです。 また、バリアフリーのバリアとは必ずしも段差などの物理的な障壁だけを指すのではなく、社会活動を困難にしている制度や心理的な問題のことも含まれます。 バリアフリーの例 バリアフリーの具体的な例には下記のようなものがあります。 段差のあった玄関にスロープを設置する• 手すりのない階段に手すりを設置する• 浴槽を高さの低いものに交換する 年齢に合わせてお家をリフォームする際に、バリアフリー化を考える方は非常に多いです。 ユニバーサルデザイン ユニバーサルデザインの定義 ユニバーサルデザインとは、 すべての人々が使えるように最初からバリアのないようにデザインするという考え方です。 特定の人だけではなく、年齢や性別、国籍、人種、障害のあるなしに関わらずすべての人が平等に利用できるようにあらかじめ設計していきます。 ユニバーサルデザインはデザインの段階であらゆるバリアを取り除き設計するので、 バリアフリーの一歩先を行く考え方ともされています。 ユニバーサルデザインの例 ユニバーサルデザインの具体的な例には下記のようなものがあります。 段差のないデザインの玄関• スペースの広いトイレ• 自動ドア.

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