インチュニブ。 ADHD治療薬:効果・副作用は人によるけど、なるべくまとめてみた

インチュニブを飲み始めて立ちくらみがひどく断薬した結果

インチュニブ

更新日 : 2019年10月7日 インチュニブは、コンサータ、ストラテラに続く日本では3つ目のADHD(注意欠陥多動性障害)のお薬です。 2017年3月に認可され、6歳以上18歳未満への処方が認められました。 先行する薬の例からも今後成人への処方が認められる可能性もあります。 ここではコンサータ、ストラテラとの比較も含めて、インチュニブの特徴をご紹介します。 コンサータはかつてADHDにも処方されていたリタリンと同じメチルフェニデート塩酸塩の徐放(薬物を徐々に放出するように工夫を施した薬剤)錠で、中枢刺激薬です。 ADHDの不注意、多動、衝動性の全ての特性に効果が期待され、3つの中では服用後すぐに効き、効果も最も強いと言われています。 一方で精神的依存のリスクや耐性、睡眠障害や食欲不振といった副作用もあります。 ストラテラは中枢刺激薬ではありません。 コンサータが脳神経のシナプス間のドーパミン濃度を主に高めるのに対し、こちらはアトモキセチン再取込阻害剤(選択的ノルアドレナリン再取込阻害薬)で主にノルアドレナリンの濃度を高めます。 依存性や耐性はないと言われています。 不注意、多動、衝動性の全ての特性を改善しますが、 効果が得られるまで数週間を要し、その後もコンサータほどくっきりとした効果は感じられない方が多いようです。 インチュニブは衝動性・多動性に効果 そして第3の薬であるインチュニブは、ADHDのなかでも特に 多動と衝動性と感情に対する効果が期待できるお薬です。 コンサータとストラテラはともにシナプス前(情報伝達物質を放出する側: 送信側)のトランスポーター(再取込口)の穴を塞ぐカタチで、情報伝達物質が後シナプスの受容体に届く前に取り込まれてしまうのを防ぐことで、シナプス間の情報伝達物質の濃度を高めて作用します。 こうすることで脳内での情報伝達効率を高め、機能不全を起こしている脳の状態をよい方向に調整します。 もともとインチュニブの主要素であるグアンファシンは高血圧の薬です。 交感神経の働きを抑えて神経の緊張を取り去る働きもあります。 こうした特性から、 ADHDとチックや反抗挑戦障害を併発していたり、衝動性の問題が目立つ人には特に効果が期待されています。 実際、3つのADHD薬をいずれも処方する医師にお話を聞いた所「インチュニブは鎮静効果がある。 でも不注意には効かないようだ。 」とおっしゃっていました。 図表で比較 コンサータ・ストラテラ・インチュニブ コンサータはヤンセンファーマ、ストラテラはイーライリリー、そしてインチュニブはシオノギ製薬が販売しています。 それぞれの特徴を図表で確認します。 服用に際する注意 次にインチュニブの注意点です。 まず成分に過敏症があったり、妊婦または妊娠の可能性のある人や、房室ブロック(第2、第3度)のある人は服用できません。 他にも アルコールには増強作用、バルプロ酸はそれ自体の血中濃度上昇、 中枢神経抑制剤(催眠剤、抗精神薬他)には作用増強がインチュニブとの併用で認められ、特に 降圧作用のある薬剤や心拍作用を減少させる薬剤には、相互の作用増強や失神の恐れがあるため、こうした薬剤との併用の可能性がある場合の服用に関しては、よく医師と相談して下さい。 副作用に関しては、当社のでインチュニブを服用しているお子さんの例でも、やはり 眠くなることが一番多いようで、他に 血圧降下もよく起こります。 大人への事例はまだ少なめです。 これは2019年6月から18才以上に対する処方が始まったばかりだからです。 実際当社のの利用者にも服用者が極端に少なく、どんな効果や副作用が大人には出るかは経験的にまだよくわかっていません。 【参考】 【参考】 【参考】 まとめ いずれにしてもADHDの特性や困難を緩和するために最初に行われるべきなのは、集中できる環境を作ることと、特性による困りごとに対処する方法を学ぶことです。 お薬はそうした試みを補い二次障害のリスクを下げ、生活の質を高めるためのあくまで「助け」であり、選択肢のひとつとして考えるといいでしょう。 服用を始めた後も効果と副作用のバランスを意識し、日常生活や学校、職場での特性による困難が緩和したと感じたら、医師に減薬や断薬の相談をすることも重要です。

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【発達障害】ADHD治療薬 インチュニブとは

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Contents• コンサータ、ストラテラ、インチュニブの違い コンサータ ストラテラ インチュニブ 主成分 メチルフェニデート アトモキセチン グアンファシン 中枢神経作用 刺激 非刺激 非刺激 主な作用 前頭葉、線条体、側坐核での再取り込み阻害により主に ドーパミンとノルアドレナリン増加 前頭葉での再取り込み阻害により主に ノルアドレナリンとドーパミン増加 前頭葉での アドレナリン受容体シグナル増強 副作用 食欲減退、不眠、頭痛、チック、動悸、口渇など 頭痛、食欲減退、傾眠、悪心、口渇、便秘など 傾眠、頭痛、高度低血圧、失神、不眠、倦怠感など 効果が感じられるまで 服用後すぐ 1週間以内に効果が現れる 1〜2週間、 安定するのは6〜8週間後 1週間 効果持続時間 10〜12時間 24時間 24時間 コンサータ 主に、前頭葉、線条体、側坐核での神経伝達物質再取り込み阻害により、主にドーパミンとノルアドレナリンを増加させます。 中枢神経を刺激し、 主にドーパミンの増加を促すため覚醒して注意力・思考力が高まる人が多いけど、人によってドーパミン亢進があまり効果がなかったり、ノルアドレナリンの効果の方が高く感じる人など様々。 コンサータは前葉体以外にも依存と関係があるとされる側坐核で作用することから依存のリスクが存在するとされています。 ストラテラ こちらは主に前頭葉での神経伝達物質の再取り込み阻害により主にノルアドレナリンとドーパミンを増加させます。 主にノルアドレナリンの作用である集中や記憶力向上などが起こる人が多いようですが、こちらについても人それぞれの症状があるようです。 インチュニブ 主に前頭葉でのアドレナリン受容体シグナル増強により交感神経の活動を抑制したり、チャンネルが閉じることにより神経伝達物質が流出するのを防ぎます。 主に交感神経の働きを抑制し、 神経の緊張や多動、衝動性などを抑えられる人が多いようですが、こちらも効果は人それぞれ。 世界が変わったという人の意見 ADHDの治療薬『ストラテラやコンサータ』の服用で、普通(定型発達者が見ている、感じている)の世界(に近い…w)を体感することができるって、やっぱり凄いですよね。 ストラテラはマルチタスク用、コンサータはシングル集中用らしい。 明らかに物忘れがへりました。 120飲んでれば当たり前か。 定型はこんなに楽だったんだと感動しますた。 【個人的な印象】 コンサータ:やる気アップ!シャキッとする!もやっとがクリアになって目がさめる! イメージ的には栄養ドリンク。 ぱっと冴えるけど、切れた時の反動あり ストラテラ:散らかってわちゃわちゃした感じが落ち着く。 静かになる。 イメージ的にはお茶。 — 勝次郎 精神科医 TomiKatsujiro 副作用については、こんな意見が多めな感じ。 また、 中年で診断が下りた事もあり、起床・片付け・不注意などは自分なりの工夫でなんとかやれており、一番困っていたのが頭の中の多動と無力感だったため、なかなか効果を感じられませんでした。 ASD併発があるのも関係あるかもしれません。 コンサータは1ヶ月続けて効果を感じた日は数日。 今日はなんだかタスクが捗るような気がするなぁ、という感じでした。 あとは心臓がバクバクして睡眠不足が続きとてもしんどかったです。 ストラテラは2ヶ月弱続けて効果を感じた日は2日ほど。 今日はなんだか静かに感じるような気がしないでもない、ちょっと集中できてるかも?という感じ。 あとはも〜ひたすら辛かった!夜は眠れず昼はひたすら眠い、ぼーっとする、汗がドバドバ出てすぐ風邪を引いちゃう、口が臭い。 という感じでした。 詳しい記事はこちらでどうぞ「」 みなさまによきADHDライフが訪れるのを願ってやみません。 少しづつ頑張っていきましょう!. Twitterを参考にさせていただいた皆様、ありがとうございました。 ブログへの掲載が不可という方はお知らせください、削除いたします。

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インチュニブ錠は成人(大人)ADHDに使える?用法・用量と適応・効能を確認

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インチュニブの副作用に血圧に関係する事が書いてある インチュニブの注意事項の中にも 5.本剤の投与開始時及び用量調節時に副作用(傾眠, 血圧低下等 )により投与中止に至った症例が認められていることから,本剤の投与中(特に投与開始時及び用量調節時)においては,患者の状態を慎重に観察し,用量の調節を行うこと。 というような記載がある。 また、起立性低血圧というものがあり、この 起立性低血圧の症状の中に「立つくらみ」があります。 自律神経症状で多くみられるのが、 起立性低血圧です。 これは、 起き上がったり、立ち上がったりしたときに、急な血圧低下による「立ちくらみ」をひきおこし、転倒や失神の危険があります。 起立性低血圧は自律神経がうまく働かないため、心臓が十分な血液を送れないことが原因です。 血圧低下が、立ちくらみの原因のひとつとも考えられ、インチュニブによる血圧の低下から、立ちくらみがおこっている可能性はあるかもしれません。 立ちくらみが発生するとき 毎回のように、立ちくらみが起きるわけではないんですよね。 立ちくらみがおきてしまうのには、ある程度の条件がそろったときです。 私の場合には、になってしまいますが、立ちくらみがおきるシチュエーションを挙げていきます。 急に立ち上がったとき これは、インチュニブを飲んでいなくてもおきることかもしれませんが、 インチュニブを飲む前よりも確実に頻度がアップしているのが実感できました。 立ちくらみに対策はあるのか 私も、たちくらみがひどいなと感じてからは、自分で行える対策を何個か行いましたので、紹介していきます。 ただ、 先に結果を書いてしまうと、完全に良くなったということにはならなかったです。 サプリや漢方 「立ちくらみ 対策」とネットで検索したときに出てくるのが、漢方やサプリだと思います。 確かに、一番効果がありそうですし、手っ取り早く改善できそうです。 私も、貧血や自立神経 に効果があるとされている、 サプリや漢方を、楽天・Amazonで買って試してみたのですが、効果は、いまいり感じられませんでした。 また、立ちくらみには「鉄分」や「タンパク質」が良いというのも割と有名な話です。 こちらの、 タンパク質に関しては、摂取することで「疲れにくくなったかな?」という効果はありました。 それでも、立ちくらに対しては「?」ぐらいの効果でしたが、一度、自分で試してみる価値はあるかもしれません。 このような立ちくらみ(脳貧血)を、水をコップ2杯飲むだけで、予防できる可能性があることがわかった。 健康な男女22人に人為的に立ちくらみを起こす検査を受けてもらったところ、5分前に水を2杯飲んだ時には、何も飲まなかった時よりも立ちくらみが起こりにくかったという。 研究結果は、Circulation誌11月25日号に掲載された。 引用: このように、水を飲むことが効果的、とあったので、仕事中に水の入ったマイボトルを持参し、常に水分補給ができるような状態にしていました。 気にかけていたので、こまめに水を飲んでいましたが… そこまでの効果は実感できませんでした。 ただ、 水を飲まないよりは、飲んだほうが全然マシというのは実感できました。 手軽に出来るのでお勧めです。 お酒(アルコール)をやめた 私が元々、お酒は好きで毎日のようにお酒を飲んでいました。 インチュニブを飲み始めてからも、「週末だけ」と決めてお酒をのんでいましたが、その週末だけのアルコールも断酒しました。 結果、効果はそこまでありませんでした。 上記以外にも• 食事療法• 生活習慣の改善• ストレスを減らす などなど 言っていることは分かるのですが… 正直、忙しい毎日の中で、そこまで細かく環境改善をしていくなんて無理!! というのが私の感想でした。 仮に、 そんな優雅な生活ができているのならば、ADHDで悩んだりしていませんからね。 自分で改善しようとする努力は必要だということはわかりますが、限界があると思います。 私も多少の改善策は行ってきましたが、「これ以上は難しいな」という判断しました。 正直なところ、 私はADHD以外にも聴覚過敏があったので、できればインチュニブを継続して改善していきたかったのですが、実際の体調(血圧低下)には、勝てませんでした。

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