炭治郎 目 小説。 鬼滅の刃 (炭善)(善逸受け)

【鬼滅の刃】最終回ネタバレ!炭治郎の子孫が現代で登場!

炭治郎 目 小説

炭治郎は、初めての経験だった。 これほど強い人達に会うことも。 特に強いのは、身体中に傷をつけて自分の目の前で血を流している男。 それに白い蛇を首に巻いている、口を包帯で隠している男。 その二人からは敵意ではなく、殺意と言ったほうがいいか。 物怖じはしない、と言えば嘘になる。 初めてそれほどの殺意を身に浴びたので、当然だろう。 そして……この目の前にいる人達からは、殺意や憎しみだけではなく、悲しみの匂いがする。 自分が鬼になったという自覚がなかった炭治郎。 今ここで初めて、鬼として扱われたことによって、鬼という生物がどれほど哀れな存在かを知った。 これほど強い人達、柱の全員が鬼である自分を憎しみを持って、悲しみを持って接するほど。 炭治郎は生まれて初めて、絶望的な悲しみを背負った匂いを嗅いだ。 自分の血を嗅いだ鬼は総じて、襲いかかってくるか、完全に酔っ払ってふらふらになるかのどちらかであった。 他にもあるが、全て自分の血を嗅いで鬼特有の反応をしていたはずだ。 しかし目の前の、まだ少年に見える鬼はどうだ。 特殊な稀血の匂いで酩酊することなく、正気を失った目もしておらず……。 ただ不死川の目を見つめたまま、涙を流している。 その目から感じ取れる感情は、憐れみのようなものであった。 「おまえェ……! 何泣いてやがる……!!」 不死川は戸惑いを隠そうとしながらそう言うが、普段の不死川を知る人物なら動揺しているのはわかる。 鬼だとわかっていても、12歳や13歳そこらの少年の姿をした者が泣く姿は、弟や妹が居た不死川からしたら居心地が悪い。 鬼の気配も気薄なので、うっかり頭を撫でそうなのを我慢する。 「……貴方から、とても憎しみ匂いがします。 貴方だけじゃなく、柱の皆さん全員から」 涙を拭わずに人間の少年のような鬼は続ける。 「憎しみだけじゃない。 怒り、悲しみ……そして、覚悟の匂いが。 だけど全員の奥底にあるのは、慈悲深い優しい匂い」 「匂いだとォ? 何言ってやがる……?」 匂いで感情がわかるとでも言うのか? それがこの鬼の、血鬼術なのか? そう思っていると、いきなり鬼が自身の服の裾を引きちぎった。 不死川は唐突な行動に警戒し、疑い深く睨む。 そして一歩、不死川に近づいてきた。 やはり口では何を言おうと、鬼は鬼……! ついに我慢できずに襲いかかってきた! そんなことを思ったのだが、鬼は驚くことに自分がつけた刀傷に服の切れ端を巻きつけていく。 誰がどう見ても、それは治療行為であった。 巻きつけ終わり、鬼は不死川の顔を下から見上げながら言う。 「血の匂いなんかよりも、貴方の悲しみや覚悟の匂いの方が強くて……襲う気なんて、全く起きませんよ」 年相応の笑顔を見せた鬼。 普通の鬼のような狂気に塗れた笑みではなく……純粋な、眩しい笑顔。 鬼がするような顔とは、到底思えなかった。 「実弥。 気は済んだかな?」 「っ! はっ……勝手な行動をしてしまい、申し訳ありません」 鬼の行動に呆然としていた不死川だったが、お館様に話しかけられ膝をついた。 「いいんだ。 予想していたことだからね。 炭治郎が実弥の血の匂いに耐えられない、ということは無いとは思っていたけど、それも試したかった。 むしろお礼を言うよ、実弥」 「……勿体無いお言葉」 自分が勝手な行動を取るというのも、お見通しだったということ。 やはりお館様には敵わない。 「他のみんなも、これで炭治郎が理性を保った鬼ということがわかったかな?」 確認するようにお館様が柱のみんなを見渡す。 返事はないが、皆一様に頷いた。 「うん、ありがとう」 その後、不死川が元の位置に戻り、会議を仕切り直した。 「炭治郎の紹介がまだ途中だったね。 炭治郎は、太陽を克服している」 「……は?」 誰がそう呟いたのか、わからない。 しかしそのことを知らなかった者が、全員心の中で思ったことでもあった。 「よもや、それは本当なのですか!?」 「百聞は一見に如かず。 炭治郎、外に出てもらってもいいかな」 「はい」 鬼である炭治郎は日の光を何も恐れることなく、柱の皆が並んでいるところまで出る。 そこはもちろん屋根などなく、日の光が当たっている。 しかし……鬼である炭治郎の身体は何事もなく、日光焼けなど一切始まらない。 完全に、完璧に日光を克服していた。 その様を見て、今日何度目かわからないほどの衝撃が柱の皆に走る。 いづれそういう鬼が出てくるかもしれない、と恐れていたが、まさかこうもいきなり現れるとは。 しかもその鬼が理性を保っており、人を襲わず、上弦の弐を倒すほどの実力者とは、誰が思っていただろうか。 もう何に驚けばいいのか、柱の皆はわからなくなってきた。 「千年間、太陽を克服する鬼は出てこなかった。 だけど今、炭治郎が克服した」 お館様がそう言うと、柱の皆に緊張が走る。 鬼と鬼殺隊の戦いが始まって、千年。 その中で一度も起きなかったことが、今起きている。 「えっと……きぶつじむざんって、誰ですか?」 「あっ……!」 その小さな声は柱の中で唯一の女性、緑と桜色の髪を三つ編みに結っている女性から放たれた。 鬼である炭治郎が、その名を言ってしまった。 鬼は例外なく鬼舞辻から呪いをかけられいて、名前を言うと呪いが発動して死んでしまう。 それを危惧した恋柱が顔をサッと青く染めて小さく声を発したが……特に何も起こらなかった。 「? なんですか?」 「え、えっと、なんでもないですぅ……」 (ああぁぁぁ……! 恥ずかしいわぁ、私ったら。 そうよね、太陽を克服するくらいなら、鬼舞辻の呪いなんて外せて当然よね! だけどあの炭治郎って子、不思議そうに私を見つめる顔が可愛いわぁ……! キュンとしちゃう!) 「鬼舞辻無惨ってのは、鬼の始祖。 全ての鬼が、その鬼舞辻無惨から生まれるんだ。 鬼舞辻無惨の血を人間に与えられることによって、鬼は増えていく」 「そうなんですか……じゃあ、俺が会った鬼がそうかもしれません。 とても濃厚な血の匂いをしていて……上弦の弐という鬼よりも人を殺した数が多いと、匂いでわかりました」 これほど驚愕の情報が多い柱合会議が、今まであっただろうか。 まさか炭治郎が、現代の柱が遭遇したこともない鬼舞辻無惨と出会っていたとは。 「その時の話を、聞かせてくれるかな」 「はい、わかりました」 炭治郎は数日前、鬼舞辻無惨が家に来た時のことを話す。 濃厚な血の匂いをした者が家に来たので、斧を持って対峙したこと。 自分の耳飾りを見て目の色を変え、攻撃を仕掛けてきたこと。 斧を用いて自分の家に代々伝わるヒノカミ神楽で対応して……首を斧で落としたこと。 そして人の名前らしき言葉を叫び、空間に襖が現れその奥に消えていったこと。 その時にかすり傷を負い、そこからおそらく鬼舞辻無惨の血が入って鬼になったこと……。 やはりその話を聞いて、柱の皆は驚きが隠せない。 鬼舞辻無惨と一対一で戦い、かすり傷しか受けなかった戦闘力。 その時に炭治郎が日輪刀を持っていたら、鬼舞辻無惨を殺せたかもしれないという事実。 「首を斬ったんだね? 炭治郎が持っていた斧で?」 「はい、そうです」 「そうか……私が考えていた通り、鬼舞辻無惨は頸を斬っただけでは死なないようだね。 やはり日光しか、無惨を殺す手立てはないようだ」 顎に手を当ててそう言うお館様に、煉獄杏寿郎が声を上げる。 「恐れ入ります! なぜそうなるのでしょうか!? 鬼の少年は斧を使っていたから頸を斬っても死ななかったのであって、日輪刀を用いれば死ぬ可能性はあるのでは!?」 「炭治郎が使っていた斧を調べたところ、日輪刀と同じ素材が使われていたんだ」 「よもや!? まさかそんなことが!?」 「炭治郎、あの斧はどこで手に入れたのかな?」 「確か、街に行った時に古いお店で買ったんです。 昔に作った斧ということで安かったんですけど、すごい丈夫だから」 持つところが木だったら炭治郎の握力で握り潰してしまうから、街に降りた時に買ったのだ。 金属の斧はなかなか見つからなかったが、古い店に一つだけ置いてあった。 全て金属で作られているので普通の人が使うには重く、見た目も錆が多く汚いので、とても安く買えたのだ。 「今は日輪刀の素材が取れる山は産屋敷家が全て買い取っているけど、昔はそうじゃなかった。 だからおそらく炭治郎が持っていた斧は、その時に作られた斧だろうね」 「そうなんですか……」 炭治郎は自分が使っていた斧の素材など気にしなかったが、お館様や柱の皆は違う。 日輪刀と同じ素材で鬼を斬ったということは、本来なら鬼は死ぬはず。 それなのに鬼舞辻無惨は死ななかった。 つまり、頸の弱点は克服しているということだ。 鬼殺隊にとって、喉から手が出るほど価値がある情報であった。 「ということなんだ、みんな。 今後、日光を克服した鬼である炭治郎を無惨が狙ってくる。 つまり、ここ数年で大きな戦いが起こる可能性が非常に高い。 今の情報を活かして、作戦を立てたいと思う」 お館様の言葉に、「御意」と柱の皆が答える。 「そして、炭治郎。 君は今後、無惨に狙われることになる。 だから君と、そして君の家族を鬼殺隊で守りたいと思う。 鬼であるが人を襲わない理性を持っており、人を想って泣ける心を持っている。 そして強さに関しても鬼舞辻無惨を撃退し、上弦の弐を単独討伐している、申し分ないだろう。 「うん、考えておいてほしい」 「……わかりました」 その言葉を最後に、今回の柱合会議の議題は終わった。 お館様の後ろの襖から姿を現したときは相当焦ったが、よく見るとただの鬼。 しかも人間の気配に近い鬼で、鬼になったばかりで弱い。 お館様に止められてハッとする。 お館様が何の考えもなしにただの鬼をこの屋敷に連れてくるわけがない。 話を聞くべきだと判断した。 不死川や伊黒はそれでも殺意を持っていたが。 そしてその後の話を聞くに……地味だと思っていた鬼が、ド派手にド派手。 理性を保っており、人を一切喰わない? 上弦の弐を単独討伐? 鬼舞辻無惨を本来ならば殺していて、かすり傷しか負わずに撃退? そして極め付けは、太陽を克服だと? その形からは全く想像出来ないような、ド派手な野郎だった。 元忍である俺様が、ここまで相手のことを見抜けなかったのは初めてだ。 鬼になる前から鬼舞辻無惨を撃退出来るほどの実力を持っているにも関わらず、それを柱の誰にも悟らせないような気配。 なんとも面白い野郎だ、竈門炭治郎。 次話はコチラです。

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もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その6

炭治郎 目 小説

ちなみに昨日炭治郎のお誕生日でしたね。 おめでとうー! お誕生日記事は今週か来週かなぁ、、、。 色々あって写真が撮れない笑。 前回に引き続き大遅刻だわぁ。 感想文、今回は箇条書きやめてまとめて書いてます。 小説の内容と、最新話までのネタバレ注意です!!• 鋼鐵塚蛍のお見合い もっと突拍子も無いギャグパートになるのかと思いきや、めっちゃ良い話です!!! 鋼鐵塚さん、せっかくイケメンなのにお見合いでもお面つけちゃうんだっていう笑。 お相手の女性の方の顔も気になるけど、蜜璃ちゃんに似てるってことは可愛いんでしょうね。 黒髪なんかな笑。 にしても、この女性の発言に対しての、鋼鐵塚さんの冷静な態度が本当素敵すぎる!惚れ直した!笑 自分が刀に対して誇りをもっているだけでなく、担当の炭治郎初め、鬼殺隊全員のことを想っているのが良いですよね〜。 こうゆう刀鍛冶と鬼殺隊員の絆というか繋がりっていうのも、鬼滅の刃の見所のひとつだなと気付かされますね。 それにしても、最後はちゃんとキレてオチをつけるところが鋼鐵塚さんです!!裏切らない!!! 花と獣 カナヲ絡みの話は、どう描かれても心の成長が見られて嬉しいんですよ!!泣いちゃう〜!! それに今回は伊之助ときたら、伊之助は伊之助で成長具合が可愛いし嬉しいから、その2人の組み合わせな時点で、こっちがほわほわだよ!!! きよちゃん、カナヲがああ言ってくれて嬉しかっただろうなぁ。。。 炭治郎と伊之助が話してるシーン、とてつもなく心が穏やかになる。 わたしが笑。 炭治郎が伊之助にわかりやすく優しく、でも俺の考えだから違うかもしれないけどって前置きしながら伝える感じが、あー炭治郎好きってなる!! 人間の色んな心の内を、全て炭治郎が解説してくれたらいいのに笑。 そしてこんなところに玄弥ー!! そうだよねそうだよね。 一緒に刀鍛冶の里でがんばったもんね!! 炭治郎の一言に対して速攻で殺すぞって言ってるところが、お兄ちゃん譲りの物騒さが可愛いですね笑。 そして少し話は逸れるけど、伊之助がアオイちゃんとくっついた経緯が知りたい! やっぱりこの時点では小うるさいとしか思ってなくて笑。 食べ物大好き伊之助としては、胃袋掴まれたらそりゃねってところもありますが、そもそもしのぶさんとお母さんを重ねて見てて、でもしのぶさんも亡くなってしまって。 アオイちゃんほど怒りっぽくは無いけど、しのぶさんも言うことしっかり言うし、てゆか本来のしのぶさんは怒りっぽい気もするけど、、、って考えると、意外としのぶさんとアオイちゃんに近いものを感じなくも無い。 話逸れた笑。 蝶々の髪飾りを探しに行く前の伊之助も良いよね〜!!きよちゃんに対してもアオイちゃんに対しても!! そして、髪飾り探してるけど見つからないカナヲも良い。 そもそも、誰かのためにここまで行動を起こせてるカナヲに感動。 更に、カナエさんのことを思い出して、きよちゃんのことを想って、てのが感動しちゃうね。 そしてカナエさんってあらためて凄い。 外見良し内面良しのカナエさんに、叶えられないものは無いんじゃないかと思っちゃう ダジャレじゃないよ笑 カナエさんが柱として鬼殺してた頃の話、もっと知りたいなー。 で、髪飾り見つかっちゃうところがさすが小説、、、じゃなくてさすが伊之助。 正直、見つかって良かったね、で話終わると思ってたよ、、、。 最後の伊之助かっこよすぎるでしょ!!!絶対、俺様が見つけたとか言いそうなのに笑。 さらに、天婦羅のくだりも可愛い。 ふたりとも可愛い。 癒された笑。 カナヲの気持ちも、伊之助の将来もわかっちゃってるからっていうのもありますが、この2人はそういう色恋沙汰じゃなくてちゃんと仲間っていうのがほっこりしますね〜。 あー、良かったーって思って、ここで話終わると思ってましたよ 2回目w まさかの童磨戦のあときた。。。。。 場面がそこになった瞬間泣くわと思った笑。 ここの2人の会話は、本当昔の2人じゃあり得ないですよね。 悲しいけど嬉しいし感情が忙しい笑。 童磨戦のあと、2人で肩組んで泣きながら歩いてるシーンの詳細を見られて良かったです。 あ、あとこの話、蝶屋敷のシーンで全く善逸が出てきてないことに気づいてちょっと笑った。 善逸いるよね? 明日の約束 まず、最初 と最後 の、無一郎くんと悲鳴嶼さんが2人で話してるシーンが好きすぎる!! 年が10以上違って、体格差もかなりあるこの2人!! 悲鳴嶼さんが無一郎くんのことを、尊重しつつ気遣ってる感じ、無一郎くんが悲鳴嶼さんにちゃんと敬語使ってる感じ、どちらも素敵!! 無一郎くんが痣について最初から何か副作用的なことがあるだろうって理解できてるところが、蜜璃ちゃんと違って笑、痣の発現についてちゃんと説明ができた冷静かつ頭のきれる部分なんだなーとあらためて思いました。 あと、この無一郎くんが、伊黒さんが蜜璃ちゃんのこと好き、って気付いてることに、悲鳴嶼さんが嬉しく思うっていう感情、こっちまで嬉しい。 でもこの、伊黒さんが蜜璃ちゃんのことを好きって事について、周りの柱達がどう思ってたかっていう描写ってほとんど無いと思うんですけど、ほとんど無いってことは、みんなそんな大っぴらにしてなかったんだと、個人的には思ってるんです。 その中で、相手は悲鳴嶼さんだけどハッキリそれを言っちゃうってのが14歳らしいところなのかなー?とも思います。 前置き長すぎ笑。 そんなわけで、無一郎くんが里に訪問します。 まず鉄井戸さんのお墓参りがしたくて里に行ったっていう無一郎くんの理由が嬉しい。 お墓参りって結構高等な?感情ですよね。 ちなみに鉄井戸さんそんなに描写無いけど、優しくて良いおじいちゃんだったんだろうなぁ。 でもちょい悪親父風にも見える笑。 素敵そう。 そして小鉄くん。 当初は超絶仲悪かったのに、こんな仲良くなってねぇ。。。 嬉しいし可愛い。 だって14歳と10歳。 可愛い笑。 そして2人で縁壱零式を直していくんですが、これ無一郎くん日の呼吸出来ちゃうじゃんって思ったんですが笑。 まあ全部が全部じゃないし、炭治郎すら縁壱さんレベルで出来なかったんだから出来ないのだろうけど。 あと気持ち悪い感想を言うと、無一郎くんが縁壱零式の動きを再現するとき、上着脱いでるのやばい笑。 挿し絵期待したけど無かった笑。 鼻血出るわ笑。 無一郎くんという美少年、更に普段はブカブカの隊服で、誰かさんのように露出度が高いわけでもない人が笑、上着脱いでる事実が眩しい!!!これを想像で補わなきゃなのがつらい笑。 そしてまさかの蜜璃ちゃん登場!蜜璃ちゃんは登場だけで、わっと明るくなる。 無一郎くんの「うん、、、友達だよ」が最高すぎるー!!!言われたい笑。 そこからの昔の自分の発言を謝る無一郎くん。 この辺りの発言を聞くと、本当に昔の無一郎くんの感じに戻ったんだろうなぁと感じる。 嬉しいねぇ。 で、また連絡してね、からの、穏やかな笑顔ねぇ。 これ、小鉄くんと会うの最期だったのかな??それとも、179話の幸せだと思う瞬間が数えきれないほどあったよ、の幸せそうな光景がこの後あったのかな、、、?? どちらにせよ、友達とお互いが認識してからの別れが早すぎて悲しすぎるけど、わかりあえて良かった。 鋼鐵塚さんのでも思ったけど、この刀鍛冶と鬼殺隊の絆とか繋がりっていうのも、刀鍛冶の里編が人気無いせいか忘れがちだけど苦笑、本当に大切なテーマのひとつだなと思います。 あと、滅私の心ね!!! 滅私の心、ってワード自体は、本編単行本には一切出てこないけど、誰かのために自分を犠牲にできる人とかっていう感じで意味合い的には出てくる。 滅私の心ってすごい。 また悲鳴嶼さんとの会話のシーンに戻り、無一郎くんの言葉で悲鳴嶼さんが微笑むとか、なんかホワホワしますね。 で、鉄井戸さんや煉獄さんのことを思い出しつつ、最後はやっぱりお兄さんのこと。 挿し絵にもありますが、空を見上げて微笑む無一郎くん。 素敵です。 なんか綺麗なお話だなぁって思いました。 あと、このお話読んでからの179話はまた泣ける。 実弥さん推しとしては、どうしても179話は不死川兄弟メインで考えちゃうんですが、あらためて時透兄弟の良さを感じました。 とりあえず、不死川先生がビールめっちゃ飲む情報と、マイホーム兄貴情報が幸せすぎて嬉しいです笑。 でもせっかくだから、妖怪退治しに行ってほしかったなー!出番少なくなるじゃん。 って、表題の小説の主役だから問題無いけど。 最後、意外な一面を見せてくれた宇髄先生もギャップ萌えです笑。 まとめと今後読みたいスピンオフ 以上です。 だらだらと書いてしまいました、、、。 花と獣は意外と長くなっちゃいました〜。 明日の約束、は長くなるのわかってた笑。 本当は、いろいろ漫画で読みたい気持ちはあるものの、こうして公式から新たなストーリーが更新されるとやっぱり嬉しいものですね。 第4弾、5弾と続いてほしいです。 個人的には、204話〜205話のあたりの話が読みたいですが、これもはやスピンオフじゃないよなぁ笑。 そもそも単行本で完結してからじゃないと書けないでしょうし。 てゆか、単行本の完結が今から悲しくて仕方ない笑。 錆兎は義勇さんと仲良しの頃の話も知りたい とかですかね。 あとね、21巻読んでやっぱり思ったんですが、すごい細かい話なんですけど笑、黒死牟戦のあとの179話直後から、無惨様戦に参戦するまでの実弥さんの悲鳴嶼さんの話、読みたいです。 179話最後で悲鳴嶼さんの「顔をあげろ」のあと、実弥さんが何を思って何と言って顔をあげたのか、無限城が崩れて地上に出たときどう思ったのか、距離的に離れてそうだけどどうやって走って来たのか、とか気になりませんか、、、、、。 無言で走ってたかな苦笑。 もう私本当に公式から何かしらの新しい供給がないと、鬼滅ロスがじわじわ来てるからつらいのよ〜!!笑 映画前や人気投票の結果などに合わせて、また何かあると嬉しいですね。 人気投票予想の記事書いてますが、難航してます〜笑 長々と読んで下さり、ありがとうございました!!.

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鬼滅の刃 (炭善)(善逸受け)

炭治郎 目 小説

炭治郎は、初めての経験だった。 これほど強い人達に会うことも。 特に強いのは、身体中に傷をつけて自分の目の前で血を流している男。 それに白い蛇を首に巻いている、口を包帯で隠している男。 その二人からは敵意ではなく、殺意と言ったほうがいいか。 物怖じはしない、と言えば嘘になる。 初めてそれほどの殺意を身に浴びたので、当然だろう。 そして……この目の前にいる人達からは、殺意や憎しみだけではなく、悲しみの匂いがする。 自分が鬼になったという自覚がなかった炭治郎。 今ここで初めて、鬼として扱われたことによって、鬼という生物がどれほど哀れな存在かを知った。 これほど強い人達、柱の全員が鬼である自分を憎しみを持って、悲しみを持って接するほど。 炭治郎は生まれて初めて、絶望的な悲しみを背負った匂いを嗅いだ。 自分の血を嗅いだ鬼は総じて、襲いかかってくるか、完全に酔っ払ってふらふらになるかのどちらかであった。 他にもあるが、全て自分の血を嗅いで鬼特有の反応をしていたはずだ。 しかし目の前の、まだ少年に見える鬼はどうだ。 特殊な稀血の匂いで酩酊することなく、正気を失った目もしておらず……。 ただ不死川の目を見つめたまま、涙を流している。 その目から感じ取れる感情は、憐れみのようなものであった。 「おまえェ……! 何泣いてやがる……!!」 不死川は戸惑いを隠そうとしながらそう言うが、普段の不死川を知る人物なら動揺しているのはわかる。 鬼だとわかっていても、12歳や13歳そこらの少年の姿をした者が泣く姿は、弟や妹が居た不死川からしたら居心地が悪い。 鬼の気配も気薄なので、うっかり頭を撫でそうなのを我慢する。 「……貴方から、とても憎しみ匂いがします。 貴方だけじゃなく、柱の皆さん全員から」 涙を拭わずに人間の少年のような鬼は続ける。 「憎しみだけじゃない。 怒り、悲しみ……そして、覚悟の匂いが。 だけど全員の奥底にあるのは、慈悲深い優しい匂い」 「匂いだとォ? 何言ってやがる……?」 匂いで感情がわかるとでも言うのか? それがこの鬼の、血鬼術なのか? そう思っていると、いきなり鬼が自身の服の裾を引きちぎった。 不死川は唐突な行動に警戒し、疑い深く睨む。 そして一歩、不死川に近づいてきた。 やはり口では何を言おうと、鬼は鬼……! ついに我慢できずに襲いかかってきた! そんなことを思ったのだが、鬼は驚くことに自分がつけた刀傷に服の切れ端を巻きつけていく。 誰がどう見ても、それは治療行為であった。 巻きつけ終わり、鬼は不死川の顔を下から見上げながら言う。 「血の匂いなんかよりも、貴方の悲しみや覚悟の匂いの方が強くて……襲う気なんて、全く起きませんよ」 年相応の笑顔を見せた鬼。 普通の鬼のような狂気に塗れた笑みではなく……純粋な、眩しい笑顔。 鬼がするような顔とは、到底思えなかった。 「実弥。 気は済んだかな?」 「っ! はっ……勝手な行動をしてしまい、申し訳ありません」 鬼の行動に呆然としていた不死川だったが、お館様に話しかけられ膝をついた。 「いいんだ。 予想していたことだからね。 炭治郎が実弥の血の匂いに耐えられない、ということは無いとは思っていたけど、それも試したかった。 むしろお礼を言うよ、実弥」 「……勿体無いお言葉」 自分が勝手な行動を取るというのも、お見通しだったということ。 やはりお館様には敵わない。 「他のみんなも、これで炭治郎が理性を保った鬼ということがわかったかな?」 確認するようにお館様が柱のみんなを見渡す。 返事はないが、皆一様に頷いた。 「うん、ありがとう」 その後、不死川が元の位置に戻り、会議を仕切り直した。 「炭治郎の紹介がまだ途中だったね。 炭治郎は、太陽を克服している」 「……は?」 誰がそう呟いたのか、わからない。 しかしそのことを知らなかった者が、全員心の中で思ったことでもあった。 「よもや、それは本当なのですか!?」 「百聞は一見に如かず。 炭治郎、外に出てもらってもいいかな」 「はい」 鬼である炭治郎は日の光を何も恐れることなく、柱の皆が並んでいるところまで出る。 そこはもちろん屋根などなく、日の光が当たっている。 しかし……鬼である炭治郎の身体は何事もなく、日光焼けなど一切始まらない。 完全に、完璧に日光を克服していた。 その様を見て、今日何度目かわからないほどの衝撃が柱の皆に走る。 いづれそういう鬼が出てくるかもしれない、と恐れていたが、まさかこうもいきなり現れるとは。 しかもその鬼が理性を保っており、人を襲わず、上弦の弐を倒すほどの実力者とは、誰が思っていただろうか。 もう何に驚けばいいのか、柱の皆はわからなくなってきた。 「千年間、太陽を克服する鬼は出てこなかった。 だけど今、炭治郎が克服した」 お館様がそう言うと、柱の皆に緊張が走る。 鬼と鬼殺隊の戦いが始まって、千年。 その中で一度も起きなかったことが、今起きている。 「えっと……きぶつじむざんって、誰ですか?」 「あっ……!」 その小さな声は柱の中で唯一の女性、緑と桜色の髪を三つ編みに結っている女性から放たれた。 鬼である炭治郎が、その名を言ってしまった。 鬼は例外なく鬼舞辻から呪いをかけられいて、名前を言うと呪いが発動して死んでしまう。 それを危惧した恋柱が顔をサッと青く染めて小さく声を発したが……特に何も起こらなかった。 「? なんですか?」 「え、えっと、なんでもないですぅ……」 (ああぁぁぁ……! 恥ずかしいわぁ、私ったら。 そうよね、太陽を克服するくらいなら、鬼舞辻の呪いなんて外せて当然よね! だけどあの炭治郎って子、不思議そうに私を見つめる顔が可愛いわぁ……! キュンとしちゃう!) 「鬼舞辻無惨ってのは、鬼の始祖。 全ての鬼が、その鬼舞辻無惨から生まれるんだ。 鬼舞辻無惨の血を人間に与えられることによって、鬼は増えていく」 「そうなんですか……じゃあ、俺が会った鬼がそうかもしれません。 とても濃厚な血の匂いをしていて……上弦の弐という鬼よりも人を殺した数が多いと、匂いでわかりました」 これほど驚愕の情報が多い柱合会議が、今まであっただろうか。 まさか炭治郎が、現代の柱が遭遇したこともない鬼舞辻無惨と出会っていたとは。 「その時の話を、聞かせてくれるかな」 「はい、わかりました」 炭治郎は数日前、鬼舞辻無惨が家に来た時のことを話す。 濃厚な血の匂いをした者が家に来たので、斧を持って対峙したこと。 自分の耳飾りを見て目の色を変え、攻撃を仕掛けてきたこと。 斧を用いて自分の家に代々伝わるヒノカミ神楽で対応して……首を斧で落としたこと。 そして人の名前らしき言葉を叫び、空間に襖が現れその奥に消えていったこと。 その時にかすり傷を負い、そこからおそらく鬼舞辻無惨の血が入って鬼になったこと……。 やはりその話を聞いて、柱の皆は驚きが隠せない。 鬼舞辻無惨と一対一で戦い、かすり傷しか受けなかった戦闘力。 その時に炭治郎が日輪刀を持っていたら、鬼舞辻無惨を殺せたかもしれないという事実。 「首を斬ったんだね? 炭治郎が持っていた斧で?」 「はい、そうです」 「そうか……私が考えていた通り、鬼舞辻無惨は頸を斬っただけでは死なないようだね。 やはり日光しか、無惨を殺す手立てはないようだ」 顎に手を当ててそう言うお館様に、煉獄杏寿郎が声を上げる。 「恐れ入ります! なぜそうなるのでしょうか!? 鬼の少年は斧を使っていたから頸を斬っても死ななかったのであって、日輪刀を用いれば死ぬ可能性はあるのでは!?」 「炭治郎が使っていた斧を調べたところ、日輪刀と同じ素材が使われていたんだ」 「よもや!? まさかそんなことが!?」 「炭治郎、あの斧はどこで手に入れたのかな?」 「確か、街に行った時に古いお店で買ったんです。 昔に作った斧ということで安かったんですけど、すごい丈夫だから」 持つところが木だったら炭治郎の握力で握り潰してしまうから、街に降りた時に買ったのだ。 金属の斧はなかなか見つからなかったが、古い店に一つだけ置いてあった。 全て金属で作られているので普通の人が使うには重く、見た目も錆が多く汚いので、とても安く買えたのだ。 「今は日輪刀の素材が取れる山は産屋敷家が全て買い取っているけど、昔はそうじゃなかった。 だからおそらく炭治郎が持っていた斧は、その時に作られた斧だろうね」 「そうなんですか……」 炭治郎は自分が使っていた斧の素材など気にしなかったが、お館様や柱の皆は違う。 日輪刀と同じ素材で鬼を斬ったということは、本来なら鬼は死ぬはず。 それなのに鬼舞辻無惨は死ななかった。 つまり、頸の弱点は克服しているということだ。 鬼殺隊にとって、喉から手が出るほど価値がある情報であった。 「ということなんだ、みんな。 今後、日光を克服した鬼である炭治郎を無惨が狙ってくる。 つまり、ここ数年で大きな戦いが起こる可能性が非常に高い。 今の情報を活かして、作戦を立てたいと思う」 お館様の言葉に、「御意」と柱の皆が答える。 「そして、炭治郎。 君は今後、無惨に狙われることになる。 だから君と、そして君の家族を鬼殺隊で守りたいと思う。 鬼であるが人を襲わない理性を持っており、人を想って泣ける心を持っている。 そして強さに関しても鬼舞辻無惨を撃退し、上弦の弐を単独討伐している、申し分ないだろう。 「うん、考えておいてほしい」 「……わかりました」 その言葉を最後に、今回の柱合会議の議題は終わった。 お館様の後ろの襖から姿を現したときは相当焦ったが、よく見るとただの鬼。 しかも人間の気配に近い鬼で、鬼になったばかりで弱い。 お館様に止められてハッとする。 お館様が何の考えもなしにただの鬼をこの屋敷に連れてくるわけがない。 話を聞くべきだと判断した。 不死川や伊黒はそれでも殺意を持っていたが。 そしてその後の話を聞くに……地味だと思っていた鬼が、ド派手にド派手。 理性を保っており、人を一切喰わない? 上弦の弐を単独討伐? 鬼舞辻無惨を本来ならば殺していて、かすり傷しか負わずに撃退? そして極め付けは、太陽を克服だと? その形からは全く想像出来ないような、ド派手な野郎だった。 元忍である俺様が、ここまで相手のことを見抜けなかったのは初めてだ。 鬼になる前から鬼舞辻無惨を撃退出来るほどの実力を持っているにも関わらず、それを柱の誰にも悟らせないような気配。 なんとも面白い野郎だ、竈門炭治郎。 次話はコチラです。

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