シクレソニド コロナ。 シクレソニド(オルベスコ)が新型コロナ治療で奏効との報告

新型コロナウイルスに対するオルベスコ(シクレソニド)の有効性

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[画像のクリックで拡大表示] 感染研の情報を受けて、重症化リスクがあった肺炎患者に投与を開始 報告を行ったのは、神奈川県立足柄上病院総合診療科 ICD・感染管理室長補佐の岩渕敬介氏らです。 同院には2020年2月28日までに、ダイヤモンドプリンセス号に乗船していた新型コロナウイルス感染者8人が入院。 このうち2人は無症状のまま陰性化して退院、3人は重症化したため高次医療機関へ転院しました。 残る3人(73歳女性、78歳男性、67歳女性)についても、CTで肺炎像が認められ、酸素化が不良(酸素が血液に十分に取り込まれない状態)で2人は人工呼吸器管理を必要とするなど、重症化リスクがあったため、 2月20日からオルベスコの吸入を開始しました。 オルベスコは喘息治療に広く用いられている吸入ステロイド薬ですが、 新型コロナウイルスに対して強い抗ウイルス活性を持つことが国立感染症研究所の研究で明らかになり、2月19日に行われた「新型コロナウイルス感染症への対応に関する緊急拡大対策会議」で報告されていました。 今回のオルベスコ投与は、この情報提供を受けて直ちに開始されたものです。 3人の患者のうち73歳女性は、2月11日に入院。 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症の治療薬 ロピナビル・リトナビル(商品名 カレトラ)を投与していったんは回復傾向が見られたものの、同薬の有害事象と考えられる食欲不振や下痢、肝機能数値の悪化などが現れたため、投与を中止。 CTの肺炎像も悪化したため、2月20日にオルベスコの吸入を開始しました。 FEATURES of THEME テーマ別特集• 激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。 今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。 中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。 前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。 前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。 今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。 健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。 異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。 数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。 では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。 今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

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新型コロナの治療薬 流行し始めている新型コロナ。 その問題点は、新型だけあって、ウイルス自体の有効な治療法が確立していないことです。 日本でもカレトラが使用され始めていますが、有効性に関してはまだ確立していません。 そのような中、3月3日に一斉に報じられたのが気管支喘息の吸入薬であるステロイドのシクレソニド(商品名オルベスコ)による治療が奏効したとのニュースでした。 医師が解説します。 シクレソニドが奏効したとされる3例 日本感染症学会のHPに足柄上病院の症例報告が掲載されています。 8例のクルーズ船からの患者を同病院は受け入れたとのことです。 うち2例は検査のみの陽性者で症状がなく、退院したとのことです。 残りの6例のうち、最初の3例は重症化に伴い転院し、うち2例は人工呼吸器装着となっているようです。 その間、国立感染症研究所のコロナウイルス研究室から、シクレソニドが抗ウイルス効果を示す可能性について情報提供があり、残りの3例に対して使用したとのことです。 すると、すでにカレトラが使用されているにもかかわらず効果が不明確でかつ副作用(下痢など)があって継続不可能だった肺炎の患者さんに効果が認められたとのことです。 また残り2例も症状の改善を認めるなどの奏効を示したとのことでした。 現段階では確たることは言えないと報告でも併記されていますが、この効果をうけて、研究が予定されているとのことです。 ステロイド使用の意味とは? 先述したように、シクレソニドはステロイドの吸入薬です。 ステロイドは炎症を抑える効果が強力です。 しかし、内服や注射でステロイドを、新型コロナの患者に使用することは、有名医学雑誌のLancetでも否定的な見解が出ていました。 ただし、日本のARDS(急性呼吸窮迫症候群。 新型コロナの重症例でも起こる)のガイドラインでは、場合によっては検討される由が記されています。 重症の感染症では、ウイルス対免疫細胞によって起こる強い全身の炎症が、非常に状態を悪くすることが知られています。 ステロイド投与のメリットとしては強力な抗炎症効果から、肺のACE2受容体から侵入したコロナウイルスがもたらす炎症を緩和できる可能性があるのです。 とのことです。 それを受けて、足柄上病院はこの治療を行ったということのようです。 すなわち、シクレソニドの抗ウイルス効果を期待しての投与だったということですね。 そして他のステロイドでは現状、それはまだ確かめられていないということなのです。 本当にシクレソニドに抗ウイルス効果があるのか気になるところです。 調べると、MERSの臨床分離株を用いて、薬をしらみつぶしに探して、シクレソニドにも抗ウイルス効果があることを示した海外のプレプリント(論文下書き)は見つけました。 (上記プレプリントから引用) これを見ると、抗HIV薬であるネルフィナビル(カレトラと同系統の薬剤)と近い程度の50%阻害濃度(低いほうが強力)をシクレソニドは有しているようです。 先ほどの足柄上病院からの症例報告でも、国立感染症研究所からもたらされた情報として、シクレソニドとカレトラは同程度のウイルス増殖抑止作用があるとの記載がありました。 ただポイントはここからですが、吸入薬のメリットがあります。 それは感染局所に、高濃度の薬剤を届けうる点です。 数十倍の濃度の可能性があると、症例報告には書かれています。 ウイルス増殖を抑止する実験室での濃度が同じであっても、肺胞に届く濃度では差が出る可能性があり、したがってより効果を発揮しうる可能性があるということなのですね。 ただ新型コロナは肺の奥深くに位置するため、症例報告に実際量が記載されているごとく、多めの量を深く吸い込む必要があるようです。 そのため、吸い込む力が弱っている高齢者や呼吸器の病気がある方への使用は課題があるとのこと。 一方で、人工呼吸器が装着されているような重症の方だと、スペーサーという器具を用いて肺へ送り込むことができると記されています。 冷静さが必要 このニュースを受けて、早くも処方の増加の兆しもあるようです。 ただし、ここは落ち着く必要があります。 というのは、抗ウイルス効果があるということは、乱用でその抗ウイルス効果に耐性が生じうるということでもあるからです。 耐性が形成されてしまえば、投与で命を救えるかもしれない人が救えなくなってしまう可能性があるのです。 そのため、気管支喘息で使用している人が喘息に対して使用するならばともかく、風邪症状がある人が「これはきっと新型コロナだ。 重症化したくない」などとシクレソニドを使用することは、大変な結末を皆にもたらしうることがないとは言えません。 どうしても新型コロナに関しては治療法の報道が少ないので、期待する気持ちはわかります。 しかしこのシクレソニドにおいてもまだ3例の結果であり、これから研究が組まれて、真の効果が明らかになってくると考えます。 それを冷静に待ちつつ、引き続き衛生の保持や、心身をできるだけ消耗しないようにセルフケアを行ってゆくのが大切と考えます。 1%次亜塩素酸ナトリウム なお、2020年現在、消毒用のエタノールは品薄状態が続いており、無水エタノール4と精製水1の割合で作成することが一つの解決策です。 2020年4月12日• 2020年1月19日• 2019年12月28日• 2019年8月16日• 2019年7月30日• 64,678ビュー• 61,942ビュー• 61,385ビュー• 36,201ビュー• 9,424ビュー• 8,969ビュー• 7,643ビュー• 6,088ビュー• 5,213ビュー• 5,201ビュー カテゴリー•

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昨日、新型コロナに対する医薬品候補について書いた。 ところが、昨日の夜、もう一つの候補医薬品のニュースが入ってきた。 それが、 シクレソニド吸入薬だ。 (製品名:オルベスコ). 」(日本感染症学会の症例報告) 気管支喘息の治療薬であるシクレソニドを使用して、 症状が改善した3例についての報告である。 これも簡単にまとめると、 シクレソニドは(なぜか)コロナウイルスに対する抗ウイルス活性をもつ。 シクレソニド以外の吸入ステロイドには、抗ウイルス活性は確認されていない。 この抗ウイルス活性は、試験管内の試験では抗HIV薬のロピナビルと同等以上。 まだ3例だけであり、はっきりしたことはわからないが、 どんどん試していって、実績を集めて欲しい。 という話。 この3例に関しては、シクレソニド投与後に症状が改善されているが、 実際に効いたのかどうかは、まだハッキリとは分からない。 たまたま、症状が改善するタイミングに切り替えただけかも。 実際は、他の治療法やプラセボと比べてみて、 どの程度の有効性があるのかを検討していくことになるだろう。 基本、「効けば儲けもの」レベルの話に変わりはない。 使い物になる確率は、やや 多めにみて30%くらいが相場だろうか。 しかし、私は他の抗インフルエンザ薬や、抗HIV薬よりも、 むしろ有望ではないか、という感触を持っている。 抗ウイルス活性は薄くても、吸入ステロイド自体に抗炎症作用があるのが一つ。 何よりも、他の候補薬に比べて(喘息に対する)使用実績が多いため、 副作用があらかた分かっていることに加え、 そもそも副作用が非常に少ない薬であることが重要である。 仮に、効果が他の薬と同等程度の弱さだったとしても、 使用実績の少ない、副作用の多い薬よりも 副作用が少ないことが分かっている薬の方が、 圧倒的に使いやすいからだ。 自分自身で考えてみてもそう。 軽症ならば、そもそも薬を使おうとは思わない。 熱が続き、症状が重いときに、薬を使うことを考える。 1.使用実績はほぼ0、副作用の読めない抗インフル薬。 2.使用実績少ない。 副作用のある抗HIV薬。 3.使用実績多い、副作用の少ない喘息の薬。 とりあえず試すのなら、「3」になると思わないか? 実際、私も疑いがあれば試してみようと思うし。 シクレソニドを使ったことはないが、私はもともと喘息なので、 吸入ステロイドの使用経験はある。 で、今日、たまたま新しい患者さんにシクレソニド吸入薬が処方された。 うちの薬局に在庫がなかったので、卸業者に発注したのだが、 「 供給制限がかかってます、しばらく待ってください」と言われた。 どうも、朝のワイドショーでこの薬が取り上げられたらしい。 それを見た 医療機関からの買い占めを警戒しての、メーカー側の処置だ。 いや、こんな時に買い占めとかやめてよ……。 まぁ、処方せん受け付けちゃってるから、無理言って入れてもらったけど。 これは書くのがちょっと怖いんだけれども、正直に書く。 医師が、COVID-19を疑った時に、シクレソニドを処方することは、 たとえコロナウイルス感染が確定していなくても、不可能ではない。 もともと喘息の人であれば、全く問題なく処方できるし、 そうでなくても、保険病名で「喘息」と診断してしまえば、 シクレソニド処方しても保険通るんじゃないか?. そう、メーカーが制限かけたのは、それがあるからだ。 治療薬候補になっている抗インフル薬は、特殊な薬だからまともに流通していない。 抗HIV薬も流通が少ないし、コロナ疑いでは処方できない。 無理やり処方するためには、HIVだ、っていう診断が必要になる。 でも、 喘息の薬なら、処方しようと思えば処方できてしまう。。 値段もそんなに高くないし、大した副作用もないので、ハードルが低いんだ。 つまり、医師がCOVID-19の診断なしで、シクレソニドを乱発する可能性は0ではない。 まだまだ、 期待しすぎはよくないよ。 効果がないかも知れない、というか、その可能性の方が高いくらいだ。 現時点で怪しい症状があるからといって、医師にシクレソニド処方をお願いすべきではない。 ただ、比較的重症でPCR検査できない状態であれば……どうだろうか? まぁ、一つの可能性として、少しだけ希望をもって続報を待っていて欲しい。

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