俺 を 好き なのは お前 だけ かよ 7 話。 魔法少女リリカルなのは A's Blu

パルプンテは最後までとっておく

俺 を 好き なのは お前 だけ かよ 7 話

どうしてこうなった? 最近、この台詞を思うことが多くなった気がする。 俺は此れまで原作組とか極力関わらないことにしていた。 同じクラスだった去年は下手に近づかず、かといって避けることもしない。 普通のクラスメイトのように接するように心がけていた。 だから翠屋にも行ったことがなかった……。 行く気もなかった。 偶に寮の誰かが買ってくるシュークリームでその絶品な味は恋しかったが… それでも自分で買いに行くのは我慢したのだ。 「うわっ、本当にSEENAだ!」 「お、おねぇちゃん。 ちょっと落ち着いて」 「そうだぞ。 慌てなくても椎名さんは逃げない」 興奮気味の美女を落ち着かせようとする美少女と美青年。 どうして…… 「すずかのお姉さんすごいわね…」 「にゃはは、大ファンだって言ってたしね…」 「よっぽど、好きなんだねぇ…」 そんな三人を見ている。 美少女二人と美女一人。 原作組のオンパレード…… 俺は今、此処…翠屋にいるのだろうか? 時間を少し前に戻してみよう。 いつも通りに学校が終わり、俺は1人さざなみ寮へと帰宅していた。 アリサは最近デバイスの作成に掛りきりで…今日も学校には来なかった。 べ、別に寂しくなんてないんだからね!!……ごめんなさい。 嘘です。 そして… 寮の庭先にある木の木陰で、木に凭れ掛るように座り… 目を閉じて……彼女は歌っていた。 木陰の傍らで眠る子猫と… ひらひらと舞う蝶に優しく、語りかけるような歌。 その歌声に聞き惚れ、俺は声を掛ける事なく…。 ずっと、その場に立ち尽くしていた。 やがて……歌が終わると、彼女は目を開けて、俺の姿を視界に捉える……。 「おお?もしかして耕二くん?いや~大きゅうなったなぁ~」 彼女の言葉に自然と顔が綻んでいく。 でも、仕方がないだろ? 「おかえり。 ゆうひさん」 目の前には、最近はテレビでしか見る事のなかった… ゆうひさんの微笑があったのだから……。 「何時、帰ってきたの?」 あの後、部屋に戻ってパパッと着替えた後、リビングに行き、ソファーで寛いでいるゆうひさんに問いかけた。 「昨日の夜に海鳴に着いたんや。 そんで、暫く休暇を貰ってな。 耕介くんのご飯食べて、猫と遊んで、疲れを癒そ思ってなぁ。 あぁ、あと耕二くんにも会いたかったしな~。 待ち望んだ感触。 う、嬉しいけど、気持ちいいけど…… 「む~!む~!!」 い、息が…いや、止めないで……で、でも苦…いや、柔らかっ!? 後半訳が分からなくなってくる。 暫くすると堪能したのか…解放され、俺は空気得て事なきを得た。 あ、危なかった。 だが、これで死ねるなら男として本望ではなかろうか? 「そういえば…今、ゆうひさんしか居ないの?」 何時もなら父さんなり、真雪さんなりが居るんだが… 「真雪さんはお休み中や~。 夜からの宴会に備えるって。 耕介くんはお買い物や~」 ……おい、お客さんに留守番させんなや。 まぁ、そんな事気遣ったら逆にゆうひさんが怒るかもしれんが……。 つか、此処ん所、ENKAI!の頻度が半端ないな。 まぁ、現さざなみ寮に真雪さんのストッパー足りえる人が居ないのが最大の理由なんだろうが……知佳さんか薫さんのどちらかが残っていたら、こうはならないんじゃないだろうか? 「あ、そや。 耕二くん。 耕介くんが帰ってきたら。 うちとデートせぇへん?」 「行きます!」 反射的に反応。 ゆうひさんのお誘いを断るわけがない。 だが…俺はこの時、どうして行き先を聞かなかったのかを後に後悔する……というかしたのだった。 父さんが帰ってきて、俺たちはデートに出かけた。 っていっても、人と会う約束があり、その場所が喫茶店だから俺も連れて行こうとしたんだとか……ちぇっ、そうそう都合よくはいかないか……。 そんで今に至る。 待ち人とは、翠屋のロゴが入ったエプロンを纏い、そのエプロンの下からでも自己主張を忘れない巨乳。 独特な触角のような髪型に青い瞳の美女。 フィアッセ・クリステラのことだった。 此れが俺が翠屋に至るまでの経緯だ。 フィアッセさんと友好を深め終わると、俺とゆうひさんは席に案内されて座る。 原作キャラ達の視線を注がれながら。 他の客はどうした?と思ったが、どうやら店を閉めているらしい。 俺は、この店の視界に捉えた衝撃により気が付かなかったんだが… それでいいのか?翠屋よ! もうね。 色々諦めたよ。 もうなるようにしかならん。 ゆうひさんに心配されるのも本意じゃないし… 「それで何にする?ゆうひ」 「そやな~。 抹茶フロートと宇治金時!耕二くんは?」 「…アイス宇治茶とみたらし団子!」 ゆうひさんに振られ、俺もボケる。 実は、翠屋に行った時を妄想して、やりたかったネタなのだ。 まさか、できるとは思わなかったが… 「………えっと」 困ったようなフィアッセさんの反応。 視線は俺に注がれている。 いや、フィアッセさんだけではない、やり取りを伺っていた皆が固まっている。 ゆうひさんの素顔を知らない人はゆうひさんの言葉に、知っている人はそれに合わせた子供の俺の言葉に… 「あかん!フィアッセ!!此処はキレのいいツッコミを入れてくれんと…うちらアホみたいやんか!」 「やっぱり、俺がツッコんだ方がよかったかな?」 「いや、耕二くんは正解やで!此処は店の人間にツッコんでもらわなあかんからなぁ。 にしても、うちの咄嗟のボケに合わせられるなんて…やるようになったなぁ」 すんません。 原作知識から俺もやりたかったんです。 「ほぅ…そのチョイスとは…若いながら中々味が分かるな。 」 「た、高町君?ツッコむところはそこなの?」 俺たちのやり取りに何やら感心する高町兄と月村姉。 「ねー、お姉ちゃん。 ボケとかツッコミとかってなぁに?」 「あはは、なのは、それはね」 ボケとツッコミの意味を高町姉に訪ねる高町妹。 「ねぇ、アリサちゃん。 あれって去年同じクラスだった。 槙原君だよね?」 「えぇ。 SEENAと仲が良いみたいだけど…どういう関係なのかしら…」 訝しげに俺を見る元クラスメイト。 月村妹とバニングス。 中々のカオスだった。 気を取り直して、フィアッセさんは再度注文し、俺とゆうひさんはボケる事無く。 ゆうひさんはチーズケーキとミルクティを、俺はアイスコーヒーとシュークリームを注文した。 「ゆうひ、その子が前に言ってた耕二っていう子?」 注文を伝えて、戻ってきたフィアッセさんが訪ねる。 「そや、槙原耕二くん。 面白くて、可愛ぇ子やろ?」 「ども、面白くて、可愛ぇ子。 槙原耕二。 聖祥小学校2年です。 」 「自分で言う事ちゃうで~!」 ピシッとゆうひさんからツッコミが入る。 あかん…ゆうひさんと居ると、俺の隠していた芸人魂が揺さぶられる。 ボケをいれずにはいられない。 なんか、将来、仮にはやてと知り合って仲良くなっても同じような事になる気がしてきた。 くそ、これが槙原の血がなせる業なのか…… 原作組と関わらないように今までしてきた努力が、今日無駄になり、 色々どうでもよくなってきているのもあるかもしれない。 段々面倒臭くなってきたし、もうなるようになれ!知るか!! 魔法とか転生がバレなきゃもういいや。 転生者組からは不審な目で見られそうだが……。 「聖祥の2年生?もしかして…すずかと?」 「えぇ。 同じ学年です。 去年は、同じクラスでした。 えっと…」 「あ、私はすずかの姉の月村忍。 よろしくね槙原君。 それと…し、SEENAさん!私、大ファンなんです。 あ、あの、さ、サインとか貰ってもいいですか?」 ええよ~と、快くサインを承諾したゆうひさんに、感激する忍さんを差し置き、自己紹介は続いていく… 「えっと、私はフィアッセ・クリステラっていうの。 よろしくね耕二」 フィアッセさんを皮切りに、恭也さん、美由希さん、なのはちゃん、すずかちゃんと続き… 「私はアリサ・バニングスです。 SEENAさんの歌は何時も聞いてます」 「アリサちゃんやて?」 ゆうひさんはアリサの名前にピクッと反応した。 何か嫌な予感が… 「あぁ、真雪さんが言うとった耕二くんの彼女かぁ。 いやぁ、耕二くんも隅に置けえんなぁ~。 こんな可愛ぇ子を」 ゆうひさん!それ、アリサ違い!!いや、そもそもあっちのアリサも彼女じゃねぇし!! つか真雪さん、何言ってくれてるんだあんた!!はっ、まさかそれは薫さんや知佳さんにも伝わってるんじゃなかろうか? ……伝わってるんだろうなぁ。 那美さんと真雪さん経由で………。 なんか外堀がどんどん埋まってるような気がするんだが… 俺が否定せず、衝撃の事実に唖然としていると。 顔を真っ赤にしたバニングスが… 「かの!?ち、違います!!私はこんな奴の彼女なんかじゃ!!」 …こんなやつ…。 そこまで言わなくても……。 えっ?俺、嫌われてたりする? 「あっ、それって4年生のローウェルさんの事じゃないかな」 「知ってるの?すずかちゃん」 アリサの事を知っていたすずかちゃんの助け舟に乗り、とりあえずこの場を落ち着かせることにした。 「そ、そう。 すずかちゃんの言ってるアリサが俺のかの…って、彼女じゃないけど、ゆうひさんが言ってるのはそっちのアリサ。 ローウェルの方。 んで、バニングスとは殆ど話したこともないよ」 とりあえず、フォローを入れる。 さて、これでバニングスも少しは… 「な、何よその言い方!!ちょっと位話したことあるでしょ!!」 えぇ!?誤解を解いたのに其処に怒るのかよ!! 「大体!なんですずかの事は名前で呼んでて、あたしは苗字なのよ!?」 「いや、この場に月村さんは二人いるし…バニングスを名前で読んだらどっちのアリサか分からないし」 「じゃぁ、私の事もなのはって呼んで」 えぇ!?この流れで話に入ってくるのかよなのはちゃん!? 「ちょ、ちょっとなのは!!」 バニングスも割って入ってこられて困惑している。 はっ、まさか俺たちの言い争いを鎮めるために話題を変えようと? いや、違うな。 話題かわってねーし。 素か?素でやってるのか? この混沌とした場を収めたのは…… 「はいはい、みんな取りあえず。 落ち着いて」 注文したチーズケーキとシュークリームを持ってきた…… 「お待たせ。 私は翠屋の店長でなのはのお母さん。 高町桃子って言います」 桃子さんと……その後ろを苦笑いで飲み物を運んできた… 「俺はなのはの父の高町士郎っていうんだ。 よろしくな。 」 士郎さんだった。 ゆうひさんとデートの筈だったのに… なんでやねん!! 思わずツッコまずにはいられない……。 目の前には注文したシュークリームとコーヒー。 それはいい。 とても美味しそうだ。 問題は俺を取り囲むように同じボックス席に座っている連中。 ギロ! あはは… にゃはは… 視線を向けたそれぞれの反応。 睨みつけてくるバニングスと、苦笑いを浮かべているすずかちゃん。 そして…苦笑い?というか素で笑ってねぇか?ななのはちゃん。 ちらりと、別の席に視線を向ける。 そこには、楽園があった……。 一緒にやってきた、ゆうひさん(とらハ2巨乳ヒロイン) ゆうひさんに会って感激している忍さん(とらハ3巨乳ヒロイン) ゆうひさんと楽しく談笑をしているフィアッセさん(とらハ3巨乳ヒロイン) 時折二人の会話に混ざる美由希さん(とらハ3隠れ巨乳?胸は大きいヒロイン) そして、静かに話を聞いているのは恭也さん(とらハ3主人公) 何だ?この差は? あの後、なんだかんだで席を子供組と大人組に分けられて座る事となり… 方やぺったん娘に囲まれる俺。 方や巨乳のお姉さまに囲まれる主人公…… う、羨ましすぎる…… なんだ?主人公補正か?やっぱり、息子ってだけじゃ、正規の主人公には勝てないのか? だったら、那美さんとか、さるとか、かめも加えてやれよ!! んで、ゆうひさんを返せ!こんちくしょ~~!! 「ちょっと!!聞いてるの!?」 「あぁん!?」 おっと、いけね。 バニングスに声を掛けられて、咄嗟にガラの悪い声が出てしまった。 うん、八つ当たりはよくないよね?反省… 「っと、ごめん。 何か用?」 俺の反応に激高する寸前のバニングスを見て、すぐさま謝る。 「学校での印象とは違うねって話してたんだよ」 すずかちゃんが、バニングスを宥めつつそう返してきた。 「そうかな?」 まぁ、猫被ってたしな… 「そうだよ~~。 学校じゃ…えっと……そう、ずっとご本を読んでたり、寝ちゃってたりしてたの…」 今、どもったな。 思い出したかのように言ったな…… 「お前…一瞬忘れてただろ?」 「なのは…」 「なのはちゃん……」 「う、うにゃ?ち、違うの!ただ…えっと、そう、すぐ言葉が出てこなかっただけなの!!」 だから、忘れてたんだろう? つまりは、俺の作戦は成功だったわけだ。 もっとも、俺以外の転生者達のインパクトが強すぎたのもあるんだろうけど……。 俺たちのジト~っとした視線に耐え切れなかったのだろう…咄嗟に話題を変えようと… 「そ、そうなの。 そういえば、さっきゆうひさんが言ってたアリサちゃんについてなの!」 爆弾を投下してくれた。 「おぉ~~そやそや、忘れる所やった」 それに反応したのはゆうひさん。 それに追随するようにお姉さま方がやってくる。 目が爛々と輝いているんですが…お、おい、高町恭也。 そんな所でやれやれ…みたいなリアクションは良いから助けろ!! お前なら何とかなるだろ!! 戦えば勝つ。 それが御神流なんだろ? 御神の剣は誰かを護る時に最も強くなるんだろ? だったら、俺の個人情報を護り通して見せろ!! くそ、駄目か…役立たずめ! はっ、まだ、御神の剣士は他に居るじゃないか。 美由希…は、駄目だな。 た、高町士郎!! 「こんなに年頃の男女が居るのに、なのはと同い年の子の彼女の話で盛り上がるなんて……私達、孫の顔がみれるのかしらね?」 「そうだな桃子……。 俺は女性陣の話の肴になった……。 根掘り葉掘り聞かれ、精神的に疲労しきった俺は…… さざなみ寮にて今度は宴会席の酒の肴にされて…… 癒しを求めるべく……那美さんから久遠を預かり、共にベットの中に入った。 そして…… その晩、俺は夢を見た……。 とても悲しく…切なくなる夢を…。

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【俺を好きなのはお前だけかよ(俺好き)】1話の感想。ひまわりパンツありがとう!

俺 を 好き なのは お前 だけ かよ 7 話

どうしてこうなった? 最近、この台詞を思うことが多くなった気がする。 俺は此れまで原作組とか極力関わらないことにしていた。 同じクラスだった去年は下手に近づかず、かといって避けることもしない。 普通のクラスメイトのように接するように心がけていた。 だから翠屋にも行ったことがなかった……。 行く気もなかった。 偶に寮の誰かが買ってくるシュークリームでその絶品な味は恋しかったが… それでも自分で買いに行くのは我慢したのだ。 「うわっ、本当にSEENAだ!」 「お、おねぇちゃん。 ちょっと落ち着いて」 「そうだぞ。 慌てなくても椎名さんは逃げない」 興奮気味の美女を落ち着かせようとする美少女と美青年。 どうして…… 「すずかのお姉さんすごいわね…」 「にゃはは、大ファンだって言ってたしね…」 「よっぽど、好きなんだねぇ…」 そんな三人を見ている。 美少女二人と美女一人。 原作組のオンパレード…… 俺は今、此処…翠屋にいるのだろうか? 時間を少し前に戻してみよう。 いつも通りに学校が終わり、俺は1人さざなみ寮へと帰宅していた。 アリサは最近デバイスの作成に掛りきりで…今日も学校には来なかった。 べ、別に寂しくなんてないんだからね!!……ごめんなさい。 嘘です。 そして… 寮の庭先にある木の木陰で、木に凭れ掛るように座り… 目を閉じて……彼女は歌っていた。 木陰の傍らで眠る子猫と… ひらひらと舞う蝶に優しく、語りかけるような歌。 その歌声に聞き惚れ、俺は声を掛ける事なく…。 ずっと、その場に立ち尽くしていた。 やがて……歌が終わると、彼女は目を開けて、俺の姿を視界に捉える……。 「おお?もしかして耕二くん?いや~大きゅうなったなぁ~」 彼女の言葉に自然と顔が綻んでいく。 でも、仕方がないだろ? 「おかえり。 ゆうひさん」 目の前には、最近はテレビでしか見る事のなかった… ゆうひさんの微笑があったのだから……。 「何時、帰ってきたの?」 あの後、部屋に戻ってパパッと着替えた後、リビングに行き、ソファーで寛いでいるゆうひさんに問いかけた。 「昨日の夜に海鳴に着いたんや。 そんで、暫く休暇を貰ってな。 耕介くんのご飯食べて、猫と遊んで、疲れを癒そ思ってなぁ。 あぁ、あと耕二くんにも会いたかったしな~。 待ち望んだ感触。 う、嬉しいけど、気持ちいいけど…… 「む~!む~!!」 い、息が…いや、止めないで……で、でも苦…いや、柔らかっ!? 後半訳が分からなくなってくる。 暫くすると堪能したのか…解放され、俺は空気得て事なきを得た。 あ、危なかった。 だが、これで死ねるなら男として本望ではなかろうか? 「そういえば…今、ゆうひさんしか居ないの?」 何時もなら父さんなり、真雪さんなりが居るんだが… 「真雪さんはお休み中や~。 夜からの宴会に備えるって。 耕介くんはお買い物や~」 ……おい、お客さんに留守番させんなや。 まぁ、そんな事気遣ったら逆にゆうひさんが怒るかもしれんが……。 つか、此処ん所、ENKAI!の頻度が半端ないな。 まぁ、現さざなみ寮に真雪さんのストッパー足りえる人が居ないのが最大の理由なんだろうが……知佳さんか薫さんのどちらかが残っていたら、こうはならないんじゃないだろうか? 「あ、そや。 耕二くん。 耕介くんが帰ってきたら。 うちとデートせぇへん?」 「行きます!」 反射的に反応。 ゆうひさんのお誘いを断るわけがない。 だが…俺はこの時、どうして行き先を聞かなかったのかを後に後悔する……というかしたのだった。 父さんが帰ってきて、俺たちはデートに出かけた。 っていっても、人と会う約束があり、その場所が喫茶店だから俺も連れて行こうとしたんだとか……ちぇっ、そうそう都合よくはいかないか……。 そんで今に至る。 待ち人とは、翠屋のロゴが入ったエプロンを纏い、そのエプロンの下からでも自己主張を忘れない巨乳。 独特な触角のような髪型に青い瞳の美女。 フィアッセ・クリステラのことだった。 此れが俺が翠屋に至るまでの経緯だ。 フィアッセさんと友好を深め終わると、俺とゆうひさんは席に案内されて座る。 原作キャラ達の視線を注がれながら。 他の客はどうした?と思ったが、どうやら店を閉めているらしい。 俺は、この店の視界に捉えた衝撃により気が付かなかったんだが… それでいいのか?翠屋よ! もうね。 色々諦めたよ。 もうなるようにしかならん。 ゆうひさんに心配されるのも本意じゃないし… 「それで何にする?ゆうひ」 「そやな~。 抹茶フロートと宇治金時!耕二くんは?」 「…アイス宇治茶とみたらし団子!」 ゆうひさんに振られ、俺もボケる。 実は、翠屋に行った時を妄想して、やりたかったネタなのだ。 まさか、できるとは思わなかったが… 「………えっと」 困ったようなフィアッセさんの反応。 視線は俺に注がれている。 いや、フィアッセさんだけではない、やり取りを伺っていた皆が固まっている。 ゆうひさんの素顔を知らない人はゆうひさんの言葉に、知っている人はそれに合わせた子供の俺の言葉に… 「あかん!フィアッセ!!此処はキレのいいツッコミを入れてくれんと…うちらアホみたいやんか!」 「やっぱり、俺がツッコんだ方がよかったかな?」 「いや、耕二くんは正解やで!此処は店の人間にツッコんでもらわなあかんからなぁ。 にしても、うちの咄嗟のボケに合わせられるなんて…やるようになったなぁ」 すんません。 原作知識から俺もやりたかったんです。 「ほぅ…そのチョイスとは…若いながら中々味が分かるな。 」 「た、高町君?ツッコむところはそこなの?」 俺たちのやり取りに何やら感心する高町兄と月村姉。 「ねー、お姉ちゃん。 ボケとかツッコミとかってなぁに?」 「あはは、なのは、それはね」 ボケとツッコミの意味を高町姉に訪ねる高町妹。 「ねぇ、アリサちゃん。 あれって去年同じクラスだった。 槙原君だよね?」 「えぇ。 SEENAと仲が良いみたいだけど…どういう関係なのかしら…」 訝しげに俺を見る元クラスメイト。 月村妹とバニングス。 中々のカオスだった。 気を取り直して、フィアッセさんは再度注文し、俺とゆうひさんはボケる事無く。 ゆうひさんはチーズケーキとミルクティを、俺はアイスコーヒーとシュークリームを注文した。 「ゆうひ、その子が前に言ってた耕二っていう子?」 注文を伝えて、戻ってきたフィアッセさんが訪ねる。 「そや、槙原耕二くん。 面白くて、可愛ぇ子やろ?」 「ども、面白くて、可愛ぇ子。 槙原耕二。 聖祥小学校2年です。 」 「自分で言う事ちゃうで~!」 ピシッとゆうひさんからツッコミが入る。 あかん…ゆうひさんと居ると、俺の隠していた芸人魂が揺さぶられる。 ボケをいれずにはいられない。 なんか、将来、仮にはやてと知り合って仲良くなっても同じような事になる気がしてきた。 くそ、これが槙原の血がなせる業なのか…… 原作組と関わらないように今までしてきた努力が、今日無駄になり、 色々どうでもよくなってきているのもあるかもしれない。 段々面倒臭くなってきたし、もうなるようになれ!知るか!! 魔法とか転生がバレなきゃもういいや。 転生者組からは不審な目で見られそうだが……。 「聖祥の2年生?もしかして…すずかと?」 「えぇ。 同じ学年です。 去年は、同じクラスでした。 えっと…」 「あ、私はすずかの姉の月村忍。 よろしくね槙原君。 それと…し、SEENAさん!私、大ファンなんです。 あ、あの、さ、サインとか貰ってもいいですか?」 ええよ~と、快くサインを承諾したゆうひさんに、感激する忍さんを差し置き、自己紹介は続いていく… 「えっと、私はフィアッセ・クリステラっていうの。 よろしくね耕二」 フィアッセさんを皮切りに、恭也さん、美由希さん、なのはちゃん、すずかちゃんと続き… 「私はアリサ・バニングスです。 SEENAさんの歌は何時も聞いてます」 「アリサちゃんやて?」 ゆうひさんはアリサの名前にピクッと反応した。 何か嫌な予感が… 「あぁ、真雪さんが言うとった耕二くんの彼女かぁ。 いやぁ、耕二くんも隅に置けえんなぁ~。 こんな可愛ぇ子を」 ゆうひさん!それ、アリサ違い!!いや、そもそもあっちのアリサも彼女じゃねぇし!! つか真雪さん、何言ってくれてるんだあんた!!はっ、まさかそれは薫さんや知佳さんにも伝わってるんじゃなかろうか? ……伝わってるんだろうなぁ。 那美さんと真雪さん経由で………。 なんか外堀がどんどん埋まってるような気がするんだが… 俺が否定せず、衝撃の事実に唖然としていると。 顔を真っ赤にしたバニングスが… 「かの!?ち、違います!!私はこんな奴の彼女なんかじゃ!!」 …こんなやつ…。 そこまで言わなくても……。 えっ?俺、嫌われてたりする? 「あっ、それって4年生のローウェルさんの事じゃないかな」 「知ってるの?すずかちゃん」 アリサの事を知っていたすずかちゃんの助け舟に乗り、とりあえずこの場を落ち着かせることにした。 「そ、そう。 すずかちゃんの言ってるアリサが俺のかの…って、彼女じゃないけど、ゆうひさんが言ってるのはそっちのアリサ。 ローウェルの方。 んで、バニングスとは殆ど話したこともないよ」 とりあえず、フォローを入れる。 さて、これでバニングスも少しは… 「な、何よその言い方!!ちょっと位話したことあるでしょ!!」 えぇ!?誤解を解いたのに其処に怒るのかよ!! 「大体!なんですずかの事は名前で呼んでて、あたしは苗字なのよ!?」 「いや、この場に月村さんは二人いるし…バニングスを名前で読んだらどっちのアリサか分からないし」 「じゃぁ、私の事もなのはって呼んで」 えぇ!?この流れで話に入ってくるのかよなのはちゃん!? 「ちょ、ちょっとなのは!!」 バニングスも割って入ってこられて困惑している。 はっ、まさか俺たちの言い争いを鎮めるために話題を変えようと? いや、違うな。 話題かわってねーし。 素か?素でやってるのか? この混沌とした場を収めたのは…… 「はいはい、みんな取りあえず。 落ち着いて」 注文したチーズケーキとシュークリームを持ってきた…… 「お待たせ。 私は翠屋の店長でなのはのお母さん。 高町桃子って言います」 桃子さんと……その後ろを苦笑いで飲み物を運んできた… 「俺はなのはの父の高町士郎っていうんだ。 よろしくな。 」 士郎さんだった。 ゆうひさんとデートの筈だったのに… なんでやねん!! 思わずツッコまずにはいられない……。 目の前には注文したシュークリームとコーヒー。 それはいい。 とても美味しそうだ。 問題は俺を取り囲むように同じボックス席に座っている連中。 ギロ! あはは… にゃはは… 視線を向けたそれぞれの反応。 睨みつけてくるバニングスと、苦笑いを浮かべているすずかちゃん。 そして…苦笑い?というか素で笑ってねぇか?ななのはちゃん。 ちらりと、別の席に視線を向ける。 そこには、楽園があった……。 一緒にやってきた、ゆうひさん(とらハ2巨乳ヒロイン) ゆうひさんに会って感激している忍さん(とらハ3巨乳ヒロイン) ゆうひさんと楽しく談笑をしているフィアッセさん(とらハ3巨乳ヒロイン) 時折二人の会話に混ざる美由希さん(とらハ3隠れ巨乳?胸は大きいヒロイン) そして、静かに話を聞いているのは恭也さん(とらハ3主人公) 何だ?この差は? あの後、なんだかんだで席を子供組と大人組に分けられて座る事となり… 方やぺったん娘に囲まれる俺。 方や巨乳のお姉さまに囲まれる主人公…… う、羨ましすぎる…… なんだ?主人公補正か?やっぱり、息子ってだけじゃ、正規の主人公には勝てないのか? だったら、那美さんとか、さるとか、かめも加えてやれよ!! んで、ゆうひさんを返せ!こんちくしょ~~!! 「ちょっと!!聞いてるの!?」 「あぁん!?」 おっと、いけね。 バニングスに声を掛けられて、咄嗟にガラの悪い声が出てしまった。 うん、八つ当たりはよくないよね?反省… 「っと、ごめん。 何か用?」 俺の反応に激高する寸前のバニングスを見て、すぐさま謝る。 「学校での印象とは違うねって話してたんだよ」 すずかちゃんが、バニングスを宥めつつそう返してきた。 「そうかな?」 まぁ、猫被ってたしな… 「そうだよ~~。 学校じゃ…えっと……そう、ずっとご本を読んでたり、寝ちゃってたりしてたの…」 今、どもったな。 思い出したかのように言ったな…… 「お前…一瞬忘れてただろ?」 「なのは…」 「なのはちゃん……」 「う、うにゃ?ち、違うの!ただ…えっと、そう、すぐ言葉が出てこなかっただけなの!!」 だから、忘れてたんだろう? つまりは、俺の作戦は成功だったわけだ。 もっとも、俺以外の転生者達のインパクトが強すぎたのもあるんだろうけど……。 俺たちのジト~っとした視線に耐え切れなかったのだろう…咄嗟に話題を変えようと… 「そ、そうなの。 そういえば、さっきゆうひさんが言ってたアリサちゃんについてなの!」 爆弾を投下してくれた。 「おぉ~~そやそや、忘れる所やった」 それに反応したのはゆうひさん。 それに追随するようにお姉さま方がやってくる。 目が爛々と輝いているんですが…お、おい、高町恭也。 そんな所でやれやれ…みたいなリアクションは良いから助けろ!! お前なら何とかなるだろ!! 戦えば勝つ。 それが御神流なんだろ? 御神の剣は誰かを護る時に最も強くなるんだろ? だったら、俺の個人情報を護り通して見せろ!! くそ、駄目か…役立たずめ! はっ、まだ、御神の剣士は他に居るじゃないか。 美由希…は、駄目だな。 た、高町士郎!! 「こんなに年頃の男女が居るのに、なのはと同い年の子の彼女の話で盛り上がるなんて……私達、孫の顔がみれるのかしらね?」 「そうだな桃子……。 俺は女性陣の話の肴になった……。 根掘り葉掘り聞かれ、精神的に疲労しきった俺は…… さざなみ寮にて今度は宴会席の酒の肴にされて…… 癒しを求めるべく……那美さんから久遠を預かり、共にベットの中に入った。 そして…… その晩、俺は夢を見た……。 とても悲しく…切なくなる夢を…。

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【俺を好きなのはお前だけかよ】アニメ無料動画の全話フル視聴まとめ

俺 を 好き なのは お前 だけ かよ 7 話

図書室に行く理由 ジョーロが図書室に行く理由…今回ひとつ増えてましたね。 パンジーってジョーロへの「好き」という気持ちをとにかくストレートに伝える一方で、本人が知られたくないイヤな部分もストレートに伝えてしまうんですよね。 これもジョーロのためを思ってこそなんでしょうけど。 ジョーロもまたどストレートに言い返すわけなんですけど…言葉のチョイスが少しキツイ。 ただし、そのことに対しパンジーが気分を害することはなく、むしろそんな率直さこそ好ましく思っている…こういう遠慮がいらない関係っていいですよね。 足をなめろと変態扱いしてからかったり、ジョーロの痛いところをついたり、美味しいマドレーヌで餌付けしたりと…今のところパンジーが優勢に事を進めている模様。 とりあえずマドレーヌは図書室に行く理由として十分な効果があったようです。 怒涛の仲直りラッシュ いくら謝罪をされたとはいえ、あんなひどい事をしてきた相手と仲直りしたいだなんて…正直ちょっとモヤっとするものがありました。 しかし、それらを差し置いてもやっぱり「仲直り」は素晴らしいものなんです。 ジョーロはよく頑張ったと思うし、仕向けたパンジーの健気さもとても尊かった。 そんな怒涛の仲直りラッシュはまさに必見です。 ひまわりと仲直り ひまわりってナチュラルなあざとさがあるから、演技なのか本心なのか天然なのかちょっとわかりにくいところがありますよね。 しかし、今回のケースでは彼女なりに気を使ってあえてジョーロと距離を置いていたようでしたね…実際ジョーロから接触してきたときには全力で逃走してたから。 ジョーロも諦めずに追いかけたのがよかったですね…パンジーの一言がしっかり効いてた。 ジョーロもいつものジキル側ではなく、ハイド側の素直な気持ちをぶつけることができたおかげで、これまでの偽りの幼馴染から本当の幼馴染になることができたように思います。 途中から「告白?」と錯覚しそうになるところはあったけど…こういう仲直り描写は決して嫌いじゃない…むしろ好き。 サンちゃんと仲直り 赤点を取るだの取らないだのと、まだるっこしい作戦に出たときはちょっとゲンナリしたけれど、結局最後はジョーロのあけすけな本心の吐露が功を奏しましたね。 そもそも棒演技のひまわりと作戦を立てた時点で、この小細工は破綻することは決定していたと思う。 しかし、そこからの本心アタックはいい意味でのギャップがあってとても良かった。 ついでにひまわり自身も便乗して3人揃って仲直りできたし。 こんなに全力で仲直りする描写ってなかなかないと思いますね。 ちょっと懐かしい気持ちになりました。 コスモスと仲直り コスモス先輩、途中まで完全に忘れられてましたね…かわいそうに。 悲しみのあまり貞子みたくなってたし…きっと来る~。 テンパるとエセ侍みたいにもなるし、仲直りシミュレーションは完全に間違っている…なかなか掴みづらいキャラしてるなこの先輩。 また、コスモス先輩の脳内にあるいつものジョーロ像がおかしい。 仲直り条件としてジョーロに無理やり再現させてたけど…こんな姿一度も見たことないだろうに。 この無茶振り再現にはジョーロもかなりお疲れだった模様。 ただその甲斐あってコスモスとの仲直りには成功…貞子から人になってた。 ちょっとヤンデレ要素があるな、この先輩。 友達の友達はみんな友達…すべてはハーレム計画のために ひととおり仲直りできたあとでパンジーを巻き込んでしまうあたり、ジョーロもなかなか策士ですよね。 パンジーは訳あってあえて一人でいることを選んでるようでしたが、ジョーロに仲直りをけしかけた手前、この状況を断るのもなかなか難しかったのかもしれませんね。 こうやって友達と友達がつながっていくってなんかいいですよね…ひまわりとパンジーも意外と相性よさそうだったし…笑っていいとも。 コスモス先輩のスパルタン勉強法はあまり参考にはなってなかった…5000問解くとか無理…KAROSHIする。 サンちゃんもパンジーのクッキーをあえて食べずに「串カツ一筋」というあたりに、ジョーロへの義理を貫いているように感じられました。 やっぱりあの大会の時のジョーロの行動は嬉しかったんでしょうね。 前回とは打って変わって一気に友達の輪が広がった感じになってたけど、ジョーロ的にはキャキャウフフのハーレム生活を諦めてたわけじゃなかったんですね。 まさかの3人全員狙いとは…せめて一人にしぼりなさい。 三編みメガネがオススメですよ? まとめ アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第4話「俺がガンバった結果」を視聴した感想について書きました。 人間不信になりそうな前回の話とは打って変わって、今回のお話は怒涛の仲直りラッシュでしたね。 あまりの展開の早さに驚きつつも、個人的にはこういう仲直りエピソードはとても大好物でもあります…だから全然オッケー。 ジョーロとパンジーの歯に衣着せぬ二人の関係はまだまだ進展しそうにはないものの、とりあえずジョーロが図書室に行く理由一つ分は前進したと思う。 胃袋を掴むことはとても大切…そしてパンジーの戦略は正しい。 次週の展開が気になります。 以上、アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第4話の感想でした!.

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