はるとゆき、。 誠也の部屋【はるとゆき、 攻略】

「はるとゆき、」感想

はるとゆき、

物語 森の奥深く、とは呼べないまでも街からはそれなりに離れた場所、旅館ゆき。 この旅館にはちょっと変わったシステムがあります。 それはお客様、従業員ともにどんな格好をしてもOKというもの。 平たく言えばコスプレOKというものです。 そんな一風変わった温泉旅館に、どうぞいらしてみませんか? この説明を聞けばコスプレした美少女とのほのぼの温泉旅館での物語かとも思ってしまう。 けれど、重要なのは、まるで導かれるように、 死者が訪れるということ。 生者と同じ実体を持ち、何の違いもなく過ごすことができる。 あらゆる人の未練と向き合い、それに寄り添い、叶える。 そんな物語。 物語は一話ごとに区切られており、一話から五話までが共通。 六話から十四話までが個別ルートとなる。 体験版までの範囲内が共通ルートであり、そこまでの内容が体験版の範囲である。 なので、共通部分は語らず、個別の内容、感想に入りたいと思う。 共通部分の内容から知りたい方は、こちらへ。 春斗が死者であることが分かったことで、知らなかった者は戸惑いを隠せない。 自分たちとの違いを、共通点を、いつか来るかもしれない別れを思う。 だからこそ関係性が徐々に変わっていく。 小羽ルート 周りとの、義理の家族との容姿の違い。 料理の技術を磨き、一人前になろうという気持ちの根底にあるものは両親の関心を惹きたい、認められたいというもの。 この物語は師匠であるまことに訪れる未練の解消の機会が大きな転機になる。 まことの未練は過去の弟子への行い。 才能は認めていた。 それ故に必要以上に厳しく当たり、料理人の道を諦めさせてしまったこと。 だが未練を解消できる機会が訪れても解消しようとしない。 それは自身がいなくなったゆきのことを、まだ半人前の小羽のことを一人前にすることを考えているから。 小羽は認められていない恐怖に足がすくみながらも、自分自身のことを認められずとも、認めていてくれる春斗のことを信じる。 そしていつか家族にも、どんなお客様にも認められるような料理人になることをまことの前で誓う。 ハレンチです!というセリフと照れた表情が印象的。 成長した姿がまた魅力的だった。 ネコルート ネコのように気ままに、自由に過ごすこと。 それが未練だと自身も思い、周りにも伝えてきた。 けれど、それ以上の本当の未練があった。 最期の言葉、それを上書きするために、生前、嫌いだったがなくてはならないものを再び手に取る。 最後まで、美音子としてではなく、ゆきの従業員であるネコとして。 そして訪れる別れ。 冗談のように話した生まれ変わり。 今度は本物のネコになって、それからまた人間になる。 またどんな形であっても会えることを信じて、季節は巡る。 攻略ヒロインの中では唯一の死者。 だからこそお互いいつまでも一緒にいることは叶わないことを自覚している。 だからこそできるだけ側にいて、できるだけ一緒にいる。 本当は未練なんか叶えずいつまでも一緒にいたい。 春斗とネコ、両方のその気持ちが伝わってきた。 ゆきに留まった期間に応じて未練を解消してから消えるまでの期間が決まる。 ネコの場合はゆきで働くようになってからわずか数か月。 残された時間は10時間。 短い時間だからこその語りつくせぬ想い。 春斗の腕の中で消えていくシーンは涙なしには見られない。 咲奈ルート 大切な人がいなくなってから、心の時間が止まっていた。 辛い出来事があり、自身の価値を見出せず死ぬことも考えた。 それでも、未練ができた。 春斗と一緒に生きるという未練が。 今までは後悔ばかりだった。 そんな咲奈が、伝えることができずに終わった言葉を伝えることができ、未来をみつめた、最初の一歩を踏み出した。 このルートでは春斗の過去が語られる。 咲奈は十年前の春斗と同級生。 友達以上、恋人未満の関係だった。 咲奈の口から語られる、春斗の生い立ち、家族構成、そして死因。 過去に関係のあるヒロインだと思ったからこそ後半に攻略して正解だった。 咲奈の過去、会社の同僚から受けた仕打ちについてはそこまで事細かに描写されなくて良かった。 女子社員からの嫌がらせとか読むと胸糞わるくなりそうなイメージなので。 傘ルート(トゥルー) なんとかなるし、なんとかする!が口癖のはつらつとした少女。 最初は妹分だった。 それから一年が経ち、大切な存在になった。 最初に会ったときはこんなに愛しくなるなんて思わなかった。 このルートでは春斗の分からなかった未練が明らかになり、解消される、トゥルーにあたるルートである。 何かが起こるのはいつも突然に。 前振りも伏線も現実にはありはしない、作中の旋太郎の言葉。 正にその通りであり、10年間糸口も見つからなかった春斗の未練が、咲奈がやってきたこと、妹の美桜が偶然にもやってきたことにより見つかる。 そして10年間勤めた春斗にも退職、別れの時が。 春斗の消えるまでの期間は18日間。 ネコに比べれば長いが、それでも短い。 最後の日まで、悲しむことなく、ここでの日々がしあわせだったと思いながら逝きたいと願う春斗。 18日という期間をゆっくり過ごした。 各々のやり方での別れを。 それでいていつも通りの日常を。 離れたくない、二人でこの場所で過ごしたいという未練も通用しない。 最初は受け止め、認めることができなかった傘だけど、春斗が逝くことが決まってからの18日間強く振舞えた。 大好き。 きっと、永遠に消えないであろう大切な存在への想い。 傘は待つ。 苦しくても、将来も見て。 生まれ変わった春斗を。 それから季節は幾度も巡り、春。 ゆきに対して既視感を覚え、見覚えのある仕草をする青年が現れる。 総評 この作品の情報を初めて目にしたときはコスプレHがコンセプトのキャラゲーなのかと思っていた。 しかし、公式の物語を見て、実際に体験版をプレイすると見方が変わる。 ライター買いということもある。 最期の消える、という結末は変えられない。 その変わらない結末に救いを。 生きているうちには確かめようもないが、生まれ変わりというものを信じてみたくなった。 ゲームで泣けたのは久々。 本当に良い物語だった。 原画の方はあまり聞いたことのない方だったけれど、各ヒロインの成長し、大人らしくなって、きれいになった姿がとても良く、また背景も合わせた色彩が魅力的だった。 キャラゲーではない、と思うが、コスプレHも魅力の一つであることには変わりはない。 物語は一話から十四話まで続き、少しずつヒロインの内面に触れながら十話、もしくは十一話当たりの話数が転機となる。 その間に度々コスプレHも挟む。 個別に入ってから一話に一回?くらいはあり、各ヒロインHシーン九回、サブキャラ四回の計三十一と多く、多彩なHが楽しめる。 立ち絵鑑賞モードで確認すると、メインヒロインは服装のバリエーションが七、八つほどあるのがすごい。 (着衣なしも含む) またchipsの充実。 体験版感想でも述べたが、旅館業務における基礎的な部分から少しふざけたネタてきなものまで多彩。 こういう機能は地味にうれしい。 しかし、個人的に残念な部分もわずかながらある。 先代の番頭についての描写。 空っぽだった春斗に旅館業務における様々なことを教え、果てには剣術等の戦闘技術まで教え込んだ人物。 死者で、後釜を育てることが未練だった。 ほんの少ししか語られず、もちろん立ち絵などもなし。 せめて春斗の心の内にある、最期に遺した言葉なんかがあればと思った。 旅館ゆきについても、なぜ死者を引き寄せるのか、なぜ生者と同じように過ごせるのかの描写が欲しかった。 そういうものとして納得していたが、プレイし終えたあとに考えると不思議に思えてならない。 音楽についてはOP、BGMは言うことなしだが、ED曲も個別に欲しかった。 EDで流れるのはOPと同じ、ひとひらのだいすきを、だった。 少し不満点も述べたが、すごく満足のいく作品だった。 中島大河さんがメインで関わった作品は今後も買いたい。

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誠也の部屋【はるとゆき、 攻略】

はるとゆき、

そこで、小さな旅館『ゆき』は営業しています。 この旅館には、ちょっと変わったシステムがあります。 ひらたく言えば、コスプレOKというシステムです。 衣装は持参でも問題ないですが、貸出もしています。 お客様が何を着てもいいですし、従業員にリクエストもできます。 ただしお触りはNG。 浴室以外で全裸になったら怒られます。 当たり前です。 そんな一風変わった温泉旅館に、どうぞいらしてみませんか? あ、コスプレ以外にも変わったところはありますが気にしないでください。 もう死んでいる人が泊まりに来るとか、その死んだ人は旅館の中では実体化して触れるようになるとか、生きてる人と見分けがつかなくなるとか、そんな本当に些細な点です。 どんなお客様でも、当館は歓迎いたします!.

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はるとゆき、体験版攻略感想

はるとゆき、

本作は死者が未練を叶えるために訪れる温泉旅館を舞台にした感動モノです。 客、従業員共に死者と生者が入り乱れており、未練を叶えた死者は成仏します。 そういう世界観なので、サスペンスドラマみたいな勢いでキャラクターが退場していきます。 ヒロインの一部も死んでりゃ主人公も死んでます。 ついでに主人公は生前の記憶を失ってもいます。 という世界観説明を受けたら「まぁこうなるだろうな」みたいなのってあるじゃないですか。 死んでるヒロインが未練を叶えて成仏するんだろうなとか、主人公も思い出して成仏するんだろうなとか。 大体そうなります。 本作は大変美しく作られており、世界観や状況から美しい結末を想像したら、大体それで合っています。 察したとおりになりますよ。 大変美しいです。 あ、ついでにこのタイトル画面もルートをクリアする度に裸のヒロインが増えていきます。 予想通りですね。 変に捻った後味の悪いルートなどは特になく、大方予想通りの美しい話が展開され、Trueエンドまで美しく終わりました。 ちょっと性格のキツいお客様は数人いるものの、どれも適切に処理されて深手を負うほど長引かず、こんなお気持ちバトル全開になりそうな舞台にあってもそれも程々に抑えられており、初心者でも大丈夫な感動モノといった感じでした。 と言っても私は感動モノで感動できる才能がないもので、「あぁここが感動ポイントなんだろうな」ということまでは理解できたんですが、本作でも感動できず終いでした。 ですが本作、そんな人でなしの私みたいなのに対するサポートも手厚かったです。 死者には色々な人がいるため、彼らが浮いて見えないように従業員がコスプレしていることからコスプレが日常に溶け込んでおり、HシーンのCGだけでなく日常の立ち絵まで賑やかで目を楽しませてくれました。 わぁ…コスプレ会場に来たみたいだぁ…。 あ、実際にコスプレ会場でしたね。 コスプレHシーンのみでなく、日常的にこのような絵面になります。 こんなの楽しいに決まってるだろ…! 真ん中のヒロイン咲奈が好みに刺さったこともあり、感動できなかったことは特に痛手になりませんでした。 なので感動モノで感動できない人でなしの皆様も安心してやりましょう。 sabokiti.

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