本 好き の 下剋上 フェルディナンド。 本好きの下剋上【第三部】 / 漫画:波野 涼 原作:香月美夜 キャラクター原案:椎名 優 おすすめ漫画

【本好きの下剋上】魅力的なキャラクターをランキング付け!

本 好き の 下剋上 フェルディナンド

アニメ『本好きの下剋上』人物相関図とあらすじ! アニメ『本好きの下剋上』では原作小説第1章のストーリーが主に描かれていきます。 主人公の本須麗乃は文字通り【本の虫】で三度の飯より本を読むのが好き。 大学を卒業したばかりの女の子でした。 しかしある時自宅の書棚が倒れてきたことで死亡してしまいます。 次に目を覚ました時、麗乃はなんと異世界の見知らぬ少女マインとなっていました。 自分の状況に戸惑う麗乃でしたが、 とにかくこの世界でも本が読みたい! しかしこの異世界の文明レベルは現実世界と比べて大きく劣っており、本は羊皮紙制の貴族しか所有していないとても高価のもの。 とても平民の家の子供であるマインの手には届きません。 かくして【見た目は子供、頭脳は大人】のマインが異世界の経済をひっくり返すような知識をひっさげて、本を作る奮闘劇が始まります。 登場人物・キャラクター一覧 マイン(精神年齢:22歳 身体の年齢:5歳) 画像出典 本作の主人公。 元々は麗乃ではなく元のマインとしての人格が宿っていましたが、麗乃が転生して宿ってからは消失。 元人格の行方については不明なまま物語は進んでいきます。 麗乃の年齢は大学卒業したばかりという描写があったので22歳でしょう。 一方マインは5歳なので、5歳児の身体に22歳の女の子が宿っている状態ですね。 とても病弱な体をしており、本を作りたい麗乃の最大の障害となっています。 しかしトゥーリやルッツに手伝ってもらうことで少しずつできることも広がっていきます。 トゥーリ 画像出典 マインの実の姉。 とても活発な活発な少女で、マインとは打って変わって身体も健康そのもの。 そのため、病弱な妹マインの頼みをよく引き受けてあげたりしています。 また、カルラ一家の3男ラルフとは同世代であり、片想いされています。 基本的にマインの頼れるいいお姉ちゃんです。 ギュンター 画像出典 マインとトゥーリの実父。 エーレンフェストの門の兵士で班長を務めており、基本的に親バカで2人の娘たちを溺愛しています。 文字は基本的に読めるが、書く方は人の名前が書ける程度。 作中ではこれを内心マインに馬鹿にされるシーンがありますが、異世界においては実はすごい方なんです。 異世界では字は読めなく、自分の名前も書けない人がほとんどのためですね。 絵に描いたような子煩悩パパなので見ていて微笑ましいキャラです。 エーファ 画像出典 マインとトゥーリの実母。 平民で貧しいため身なりに気を使えていませんが、実は美人という設定なんです。 また、裁縫が得意で、仕事も主に針仕事で稼いで家計を支えています。 ルッツ 画像出典 カルラ一家の4男で末っ子。 マインと同い年の男の子です。 上の3人の兄がおり仲もいいんですが、末っ子で力関係で弱いためいつも我慢を強いられる立場におりそれを不満に思っています。 ただ、病弱なマインといると家庭とは違って自分が役に立つことが実感できるので、面倒を見て感謝されることを嬉しく思っているようです。 実は商人として町の外を旅することが夢なんですが、平民としては大それた夢であり周囲や家族からは反対されてしまいます。 しかしマインだけは夢を応援してくれており、商人になるためのきっかけということもあって マインの紙作りに協力するようになります。 オットー 画像出典 ギュンター(マイン父)の部下で門の兵士を務める青年。 元商人でこの都市(エーレンフェスト)の生まれではないんですが、コリンナに一目惚れし熱烈な求婚をしたことで定住するようになります。 門の兵士としては異色の元商人という経歴から、識字や計算という希少な能力を持っており、主に経理関係の仕事を一人で担当しています。 マインにとっては貴重な異世界での字に精通している人物で、 字を教えてもらう師匠のような存在となります。 また、作中ではマインとルッツに義兄の商人ベンノを紹介するキーキャラクターでもあります。 コリンナ オットーの妻でベンノの妹。 童顔で美人。 オットーの熱烈な求婚により結婚するも、オットーが旅する商人という仕事を諦めてしまったことを気にしています。 マインの発明したシャンプーに多大な興味を寄せており、オットーを通じてなんとかシャンプーなるものを手に入れられないかと考えています。 ベンノ 画像出典 コリンナの兄でベンノの義兄。 ギルベルタ商会の長でやり手の商人です。 オットーの紹介から マインとルッツの商売上の面倒を見るようになります。 マインの頭脳や話術に子供離れしたものを感じており、『子供にしては頭の回転が異常』『只者ではない』と考えています。 また、マインの持っている異世界経済を変えてしまうほどの発明に目をつけており、マインに交換条件を持ちかけて手に入れ利益を得ます。 ただ悪い人ではなく、基本的には善人でマインの商人としての成長を促してくれる人物です。 しかしギルド長などの既得権益には堂々とケンカを売る剛毅な性格も持ち合わせています。 マルク 画像出典 ギルベルタ商会におけるベンノの優秀な右腕。 マイン曰く、素敵執事。 ギルベルタ商会に先代のころから仕えており、かれこれ30年働いています。 しかし修業期間を終える寸前に先代が亡くなったため、ギルベルタ商会とベンノを守り抜くことになったという経緯があります。 ベンノに代わりマインとルッツの世話を焼いたり教育係となることも多いです。 特にマインに振り回されるルッツには自分の境遇を重ねることもあり、同情しています。 グスタフ 画像出典 商業ギルドのギルド長であり、オトマール商会の大旦那。 一見優しそうな風貌をしていますが、金にがめつく、貴族相手に商売をして稼いでいる人物です。 ベンノとは犬猿の仲で、マインが来てからというもの好景気に湧いているギルベルタ商会が目の上のタンコブとなっています。 孫娘のフリーダを溺愛しており、マイン曰く孫娘に対するグスタフはただのおじいちゃんにしか見えないそうです。 フリーダ 画像出典 ギルド長グスタフの孫娘。 お金を数えることや貯めることが趣味で、金にがめついところはグスタフによく似ています。 また、家から出ることが少ない生い立ちのため、長らく友達がいませんでしたが、マインが初めての友達となります。 フェルディナンド 画像出典 貴族として生まれながらも神殿にいるなど謎が多い人物です。 感情を表に出すことが苦手ですが、神官や騎士として仕事をこなし文武両道で楽器も嗜む完璧超人です。 後にマインの庇護者となります。 まとめ 今回はアニメ『本好きの下剋上』、原作小説1章の相関図と登場キャラ一覧をまとめました。 1章の魅力は異世界ではチートとなるマインの現実世界での科学知識と、それに振り回される登場人物達でしょう。 異世界ものとしては珍しいタイプの物語ですが、制限された状況から自分や周囲を豊かにしていく過程は街輿し系のゲーム 牧場物語とか に似た爽快感がありますね。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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本 好き の 下剋上 フェルディナンド

「フェルディナンド様!」 稼働している魔法陣に魔力を吸われ続けて衰弱しているようで、伏せた状態のフェルディナンドが見える。 魔法陣の上から退けて魔力供給を終わらせなければならない。 わたしは駆け寄って薬箱を置くと、身体強化をしてフェルディナンドの体をうつ伏せから仰向けにひっくり返し、脇の部分に手を入れてずるずると引っ張って魔法陣のない壁際へ移動させる。 「これは成長してて助かったかも……。 子供の体格じゃいくら身体強化をしても限度があるよ」 育成の神 アーンヴァックスに感謝して、「もうちょっと大きくなりますように」とお願いしてから呼吸の確認を行った。 呼吸はひとまず普通に行われているようなので、横向きに寝かせる回復体位をとらせてから薬箱を手に取る。 「えーと、意識がない場合は最初にユレーヴェを……」 ユストクスに説明された通り、意識のない者に飲ませるための吸い口のような器具を使ってユレーヴェを流し込んでいく。 わたしが二年間浸かって魔力の塊を解かしていたことからもわかるように、即死で魔石化させるような毒を食らっているならば、最も効果的なのはユレーヴェである。 自分は何度も意識がない時に薬を飲まされたことがあるけれど、他人にするのは初めてだ。 緊張しながら口の中にユレーヴェを流し込む。 ……塊ができてすぐなら解けやすいはず。 頑張れ、ユレーヴェ。 そんなことを考えながらフリュートレーネとルングシュメールの癒しを重ねてかける。 少しは毒状態の緩和や回復に役立てばよいと願って。 「次は解毒薬だね」 自分がフェルディナンドにされたことがあるのと同じように口の中へ解毒薬を含ませた布を突っ込んだ。 舌の麻痺が少しでも緩和されれば、呼吸が楽になり、薬が飲みやすくなるらしい。 ……あ。 ちょっとだけ口元が動いたんじゃない? じっと観察していると、微妙な動きが見えた。 一度布を引っこ抜き、もう一度解毒薬を含ませて口に突っ込んで様子を見る。 口元が微妙に動き、呼吸が少し浅くなっている気がした。 もう一度布を引き抜くと、今度はスポイトのような物で激マズ回復薬を少しずつ口の中に垂らすようにして流し込んでいく。 起きた時に口の中がひどい味でいっぱいになるけれど、これで魔力と体力の両方をぐぐんと回復させることができるのだ。 これでよし、と思った直後、フェルディナンドが激しく咽せ始めた。 ……な、なんで!? なんか失敗した!? 起きたら口の中がものすごくまずい味だったことは、わたしも今まで何度も経験があるけれど、意識がない時に飲まされて咽てのたうったことはない。 わたしのやり方がまずかったようだ。 「ごごごご、ごめんなさいっ! こんなはずではっ!」 苦しそうに咳き込むフェルディナンドの様子を覗き込むようにして背中をさすっていると、突然腕をつかまれた。 「へ?」 意識が戻ったのか、と思う余裕もないくらいの速さで腕を引かれ、くるりと位置が逆転する。 何が起こったのかわからなくて瞬きをしているうちに、今まで意識がなかったはずのフェルディナンドに押し倒されて、両方の手首をつかまれて、体重をかけてのしかかられていた。 フェルディナンドの両手首を繋ぐ手枷の鎖が首元に食い込んでくる。 「誰だ?」 苦しそうな呼吸の合間に発せられた警戒心たっぷりの声と理解できない者を見るように険しく細められた眼差しからフェルディナンドがわたしをローゼマインだと認識できていないことがわかった。 鎖で息苦しく感じる中、わたしは「ローゼマインです!」と叫ぶように必死に名乗る。 ……突然大きくなったけど、わかって! ついでに、ちょっと手に力を入れるの止めて! 鎖が当たって痛いから! 「……ローゼ、マイン?」 しばらくの間沈黙して、間近でじっとわたしを見下ろしていたフェルディナンドがジャラリと鎖の音を響かせ、片手を少しだけ持ち上げた。 「……あり得ぬ。 ローゼマインはこのくらいの大きさだ」 「あり得ぬってどういうことですか!? そんなぬいぐるみみたいな大きさだったこと、出会ってから今まで一度も……げふぅっ!?」 異議ありと力いっぱい食ってかかったら、ピンと張られた鎖に自ら突っ込む結果になった。 ちょっと勢いが良すぎたようで、死にそうなくらいに苦しい。 ゲホゴホと咳き込んでいると、フェルディナンドがゆっくりと体を起こして、どさりと横に倒れるようにしてわたしの上から退いた。 先程の機敏な動きは完全に虚勢だったようで、ぐったりと体を横たえた状態になり、じとっとした目でわたしを見る。 「……君は本当に馬鹿ではないか?」 「うぅっ……。 さすがに今はちょっとだけそう思っています。 ちゃんと自覚はあるので、そんなにしみじみとした口調で言わないでくださいませ」 回復して最初の会話がこれだなんてあんまりだ。 もうちょっとこう、感動的な感謝の言葉とか、頑張ったわたしに対する褒め言葉とか、久し振りの再会に相応しい言葉があると思う。 「ちょっとだけではないが……。 なるほど。 確かに君はローゼマインで間違いないようだ。 私に鎖で首を絞められている状態で、そんなに呑気で馬鹿な反応をするのは君くらいしか知らぬ」 わたしは「わかってくださって嬉しいです」と言いながらのっそりと起き上がった。 これだけ意識があるならば自分で薬を飲めるだろう、と薬箱に向かう。 「どんな薬が要りますか? ん? ちょっと待ってください。 ……えぇ!? 手枷していたから鎖が引っかかったのではなく、首を絞められていたのですか!?」 わたしが薬箱に手をかけた状態で振り返ると、フェルディナンドが本当に嫌そうな顔になった。 「……まさか本気で気付いていなかったのか?」 「いえ、わたくしだってフェルディナンド様に警戒されてることはわかりましたよ。 成長しちゃったからわからないかな? とは思いましたけれど、少なくともユレーヴェや解毒薬などを与えていたのに、敵認定をされるとは思いませんでした」 わたしが「いくら何でもひどいですよ」と頬を膨らませると、「ひどいのは君だ」と面倒くさそうに言い返された。 「どこの誰とは敢えて言わぬが、勝手に人の名を奪った挙句に手段を選ばずに生きろと命じた馬鹿者がいるからな。 瀕死状態ならば尚更敵を排除せねばならぬと体が半ば勝手に動いたようだ」 「えぇ? 生きるために手段を選ぶなって命じられた瀕死の人の行動が敵の排除っておかしいでしょう? お薬を飲んでいる途中だったのですから、最後まで飲むのが正しい行動だと思います」 わたしがそう言うと、フェルディナンドは少しだけ視線をさまよわせて「毒を与えられたかと思ったのだ」と言った。 ……あぁ、わかる。 わかる。 激マズ回復薬ってマジ毒でもおかしくないくらい殺人的な味だもんね。 だがしかし、激マズ回復薬を飲まされて毒と誤認したならば、悪いのはわたしではなく作った人ではないだろうか。 「つまり、完全にフェルディナンド様の自業自得じゃないですか!」 「それを言うならば、命令解除もせずに、止めろとも命じなかったのだから、首を絞められて殺されかけたのは君の自業自得としか言えぬ。 ……ハァ。 このような問答はどうでも良いからさっさと薬を渡しなさい」 「誤魔化しましたね?」 「誤魔化してなどいない。 今君がすべきことを述べているにすぎぬ」 ……意識が戻った途端にこれだよ!! 「まだ体が自由に動かぬ。 まずは解毒薬だ。 薬を飲ませ終わったら、次はこの手枷を何とかしなさい。 シュタープが使えぬのは不便で仕方がない」 ぐてっと力なく横になった状態でフェルディナンドが次々と指示を出す。 今はわたしがフェルディナンドの名を奪っていて主のはずなのに、と唇を尖らせながら言われるままに薬を準備して、様子を見ながら少しずつ飲ませていく。 「フェルディナンド様は全然動けないくせに、口だけはいつも通りにふてぶてしいですよね」 「口だけ動くのは君が解毒薬を含ませたからではないか。 ……それから、私に文句を言っているつもりならば、少しはその緩んだ顔を何とかしてからにしなさい。 文句を言っているのか、喜んでいるのかわからぬ顔になっているぞ」 フェルディナンドに指摘された顔を押さえてみたら、確かにすごくにやけた顔になっているのが自分でもわかった。 ペチペチと叩いて引き締めようと努力してみるが、全然直りそうにない。 「憎まれ口を叩けるくらいまでフェルディナンド様が回復してよかったと思っているから、顔を何とかするのは無理そうです」 感情に任せてへらっと笑うと、フェルディナンドが何度か瞬きをした後、目を閉じて口をへの字にした。 「……まったく、君は」 「あ、もしかして照れました?」 「照れてなどいない」 ツンツンと頬を突くと、フェルディナンドの腕が途中まで上がったところで止まり、最後まで上がらずに下ろされた。 仕方がなさそうに息を吐いたフェルディナンドがじろりとわたしを睨む。 「動けるようになったら覚えていなさい」 「はい。 動けるようになったら、大変結構って褒めながら頭を撫でてもいいですし、何ならぎゅーしてくれてもいいですし、頬をつねってもいいですよ」 フェルディナンドを覗き込みながら、自分の希望と回復した途端にされそうなことを並べてみる。 「……だから、早く動けるようになってください」 ぽたりと涙が落ちた。 緊張が緩んだせいもあると思う。 フェルディナンドと他愛ないやりとりができた安心感もあると思う。 でも、一番大きいのは生きていてくれてよかったという感情だ。 勝手に溢れてくる涙を止めることはできない。 「……泣くな」 そう言ったフェルディナンドの腕が再び上がり、途中で止まってまた下ろされる。 顔をしかめたフェルディナンドが腹立たしそうに拳を握った。 「だいたい、君は私を助けに来る必要はなかった。 ユストクス達にそう伝えるように言ったはずだが、何故ここにいる? どのようにしてここに来たのだ?」 その言葉にぴたりと涙が止まった。 これがわたしを泣き止ませるために言ったならばすごい効果だと思うけれど、フェルディナンドの場合は間違いなく素で言っている。 「フェルディナンド様の記憶力がそれほど悪いとは思っていませんでした。 わたくし、あれほど脅迫したはずなのですけれど……」 「脅迫はされたが、色々と状況は変わったではないか。 ……何を怒っている?」 ……本気でわかってないよ、この人。 「怒りますよ! わたくしはフェルディナンド様が幸せにならなかったら、何を敵に回しても助けに行くと言ったではありませんか! わたくしを呼んだのはフェルディナンド様でしょう?」 「呼んだ覚えはない」 視線を逸らしてそっぽを向こうとするフェルディナンドの顔をガシッとつかんで、わたしは逃げたそうな金の瞳をじっと見据える。 「呼ばれた覚えはあります。 わたくしにフェルディナンド様の状況が見えたのですから。 ルッツが同じようにわたくしの危機的な状況を見た時は、わたくしが死にそうな恐怖に直面してルッツを必死に呼んだ時でした。 ですから、今回フェルディナンド様はわたくしを呼んだのです。 呼ばれなかったら準備不足で時間が足りなくて間に合わなかったのですからね」 「わかった。 わかったから、少し離れなさい。 近すぎる」 フェルディナンドが呼んだことについて話をしている時に「顔が近い」などと頓珍漢なことを言うフェルディナンドに、わたしは近すぎる距離を利用してゴンと頭突きしておく。 グッと痛みに呻いたフェルディナンドが恨めしそうにわたしを睨んだ。 「……来ない方が良い状況を作り出したのは君ではないか」 「はい?」 「こちらの質問には答えることもなく、注意も何も聞かずに暴走してメスティオノーラの書を手に入れ、エアヴェルミーンに私を消すように命じられたであろう?」 フェルディナンドに睨まれて、わたしもフェルディナンドを睨み返す。 「命じられましたけれど、それが何ですか? わたくしはエアヴェルミーン様御本人に断固としてお断りしましたよ」 「待ちなさい。 どちらかが犠牲になってメスティオノーラの書を完成させなければユルゲンシュミットが崩壊するらしいが、断ってどうするつもりだ?」 「え? そんなことを言われても、フェルディナンド様が助からなかったらユルゲンシュミットが助かっても意味がないでしょう?」 何を言っているのか、とわたしが首を傾げると、フェルディナンドは驚愕の顔でわたしを見た。 「何を言っているのだ、君は? それではまるでユルゲンシュミットより私を選ぶように聞こえるぞ。 言葉選びは……」 「大領地、中央、王族、神々……。 何を敵に回しても助けに行くって言いませんでした?」 「……最後の神々は初耳だ」 唖然とした顔でそう言ったフェルディナンドがその場にうつぶせになった。 寝転がって姿勢を変えられたのは楽になってきた証拠だろう。 回復状態を観察しながらわたしはニコリと微笑んだ。 「あら、初耳でしたか? それは失礼しました。 でも、そういうことですから、二人とも無事に済む方法でメスティオノーラの書を完成させる方法を考えましょう」.

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本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

本 好き の 下剋上 フェルディナンド

出典:「」公式ページ アニメ『本好きの下剋上』の最終回とその後の展開 『本好きの下剋上』の原作小説(ラノベ)は5部構成になっています。 第1部:兵士の娘• 第2部:神殿の巫女見習い• 第3部:領主の養女• 第4部:貴族院の自称図書委員• 第5部:女神の化身 このうち、アニメ1期で放送されるのは第1部のみです。 アニメ1期で描かれる第1部の最終回はどうなるかというと、家族と離別し、神殿で暮らしていくことになります。 マインの異世界奮闘の場が貴族達とも関わりのあるような一段上のレベルの階層へと移っていくんですね。 その理由を語るのにはマインに秘められた秘密が関わってきます。 マインは実は魔力を持っているんです。 そして、魔力は定期的に放出しないといけません。 放っておくと「魔力が自分の中で増加しすぎて、最後には魔力に食われて死んでしまう」という『身食い』にかかってしまうんです。 マインが常に病弱で異常な身体の弱さだったのはこのためだったんですね。 ちなみに普通魔力を持っているのは貴族のみで、この世界では平民は普通魔力を持っていません。 なのでマインの体質はとてもめずらしいものです。 そしてこの病を直すには魔力を放出するための 高価な魔術具が必要です。 これを持っているのは貴族だけですが、貴族に助けて貰うと、貴族に絶対服従をする人生となってしまう可能性が高かった。 そこでマインの引取先となったのが神殿です。 神殿でも神殿長がマインの身柄を召し上げようと画策をするのですが、マインの家族達の命をかけた抗議により自由の身を得ることができます。 こうして第一部『兵士の娘』だったマインは舞台を移し、第2部『神殿の巫女見習い』へと舞台を移していくことになります。 アニメ1期はここが最終回となると思われます。 原作の最後 ラスト の結末は無事家族達と再会 第2部から第5部までは相当長い物語になっています。 そして家族達とは繋がりが完全に絶たれたわけではないですが、以前のようには触れ合うことはできずマインは貴族として生きていくことになります。 神殿に移ったあとは貴族出身の神官長のフェルディナンドが後見人となり何かと守ってくれます。 このフェルディナンドがここからの重要人物であり、最後まで登場するマインの良き庇護者です。 神殿では庶民出身のマインは何かと嫉妬と敵意を向けられることとなります・・・そんな中マインは家族への飛び火を回避するため、領主ジルヴェスターの養子となります。 物語が進む中で数年の時がたちローゼマインも成長していきます。 ローゼマインはエーレンフェストの聖女と呼ばれ、王族との親交も出てくるなど徐々に話のスケールが大きくなっていきます。 そして最終的にはローゼマインは アレキサンドリアという都市の領主になるんです。 そしてアレキサンドリアという都市の領主になったローゼマインは、また前のように家族達に会いに行く権利を遂に得ます。 この物語の最後は、そんなローゼマインと家族たちの幸せな再会で幕を閉じます。 ローゼマインはお忍びで家族達の元に会いに行くんですが、そこには婚約相手となったフェルディナンドも連れていました。 フェルディナンドはマインの父母であるギュンターとエーファにマインを嫁に貰う許可を欲しいと言うんですね。 フェルディナンドは貴族出身の権力者ですから、本当はこんな筋を通さなくとも結婚できる権利は持っていそうなものですが、ここはフェルディナンドの実直な人柄が表れていてホッとする一幕です。 また、トゥーリとルッツの結婚について驚くマインや、マインの弟・カミルとの初会話などホッコリするやり取りが続きます。 そしてマインが領主の家へと戻っていくこのセリフで物語は幕を閉じました。 「またな、マイン」 「うん。 またね、皆!」 出典 マインはこれからも領主としてアレキサンドリアを治め、時折家族達の元をお忍びで訪れる幸せな生活を送るのでしょう。 これらの詳しいやり取りは無料で公開されているで読むことができるので、読みたい方はコチラで補完してみてください。 まとめ 本好きの下剋上は異世界ものとしては本当に異色ですが、読みふけってしまうそんな魅力を持った物語でした。 最後は文句なしのハッピーエンド。 スッキリとするラストなので安心して読めると思います。 WEB版やKindleUnlimitedで読めるので、アニメで気にいった方はぜひ続きも読んでみてください!.

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