みずほ 銀行 システム 統合 苦闘 の 19 年史。 みずほのシステム移行完了を記念して、デスマーチの経歴を振り返ってみた

【書評】『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』の内容と感想

みずほ 銀行 システム 統合 苦闘 の 19 年史

同行は老朽化したシステムからの脱却を果たした。 1000社以上のIT企業が参加し、巨額投資もしながら失敗を重ね、長期化。 なかなか完成しないスペインの教会にちなみ「IT業界のサグラダファミリア」と揶揄(やゆ)もされた。 本書はこの問題を約20年追い続けてきた専門誌「日経コンピュータ」の記者たちがまとめ、発売1カ月で7万部の売れ行きだ。 2度の大規模システム障害など失敗はなぜ起きたか、経営幹部から女子行員まで、何を考え、どう動き、いかに乗り越えたか。 事実とデータ、コメントから迫真の舞台裏が浮き彫りになる。 新人記者時代から取材にかかわり、現在編集長の大和田尚孝さんは「デジタル社会で依存度が高まっているが、目に見えない情報システムを作る人たちの苦労やリスクの怖さを再認識してもらえたら」と話す。 ヒットはプロジェクトへの関心が高いIT、金融業界が中心だが、「他の業界の方にもITで失敗しないための参考に」と大和田さん。 システム老朽化のリスクを指す「2025年の崖」を控え、転ばぬ先のつえになるか。 (日経BP・1800円+税) 三保谷浩輝 PR.

次の

ヨドバシ.com

みずほ 銀行 システム 統合 苦闘 の 19 年史

こんにちは、フルタニです。 放送局で番組作りをしてました。 本を探して西東。 仕事を離れた今も新しい情報を求めて歩きます。 今回は毎日のように売れる硬派のドキュメントをご紹介します。 adsbygoogle []. みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほフィナンシャルグループ FG。 オンラインシステムの全面刷新は悲願でした。 2011年から進めてきた刷新・統合プロジェクト勘定系システム「MINORI」が2019年7月に完了したのです。 3行が統合したのは2002年にさかのぼります。 システム刷新は何度も挫折し、2002年と2011年には大規模なシステム障害を引き起こしました。 社会問題を背景に稼働をはじめたのが新システム「MINORI」。 IT業界のサグラダファミリアと称されたほどの課題を抱えながらの刷新作業でした。 参加したベンダー千社を超え、プロジェクト管理一つとっても調整が至難の業だったからです。 19年の苦闘の歴史を追いかけ続けたのが情報システム専門誌「日経コンピュータ」です。 連載記事を持つ強みを生かし、組織に食い込み取材を積みかさねました。 発売前からSNSでも話題となった本です。 まとめ どの世界でも同じですが、組織が拡大するにつれてプロジェクトにはさまざまな問題点が発生します。 リーダーシップの不在、現場任せの姿勢、不十分なテストなど問題はさまざまです。 問題が発生しても共有化されることはまれです。 放送番組はクリエイティブな商品なので、制作者それぞれの個人の力により仕上がりが変わります。 バラつきを整えたり危機管理を行うのが現場を支えるラインスタッフの役割です。 リソースの調整や番組の編成計画、制作費の工面などラインは階層化された命令系統を持ち、制作現場をまとめることでプロジェクトマネジメントを果たします。 プロジェクトマネジメントの要諦は、障害を起こさないこと、そして起きてしまった障害を繰り返さないことです。 プロジェクトマネジメント全般に通じる問題を 徹底した取材で明らかにしたこの本は、銀行内の問題というよりマネジメント全体に向けた教訓の本ともいえそうです。

次の

「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」 根本にある経営者の責任を追及|好書好日

みずほ 銀行 システム 統合 苦闘 の 19 年史

2月14日に「 みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」が発売されました。 発売前からベストセラーを獲得し、Amazonのブックランキングでは 1位を獲得。 そんな本書を読んで感じたことや意見を、書評として当記事にまとめました。 【アマゾンで「売れているビジネス書」ランキング】 みずほ銀行システム統合の19年史が1位獲得 — 東洋経済オンライン Toyokeizai いきなり結論からいうと、 「 システムを作る全ての人に読んでもらいたい本」だと思いました。 でも、物語ではないので面白くないんですよね。 勉強になる本なので、読んでほしいという感じです。 池井戸作品を想像している人は全然違いますし、そこまでハードル上げないでくださいね。 ただ事実を並べてあるだけでこんな興味深く、 恐ろしい本は初めてでした。 なので思い高ぶり書評を書こうと思い立ったわけです。 先に私の自己紹介させてください。 (どのくらいの知識を持つ人が読んだかって、結構重要だと思うので。 ) みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史の概要 本書は3部に分かれています。 その概要をそれぞれ紹介しますね。 第一部 全体的な流れとシステムの構成や体制がどうなっていたかを紹介しています。 システムの構成では、どのベンダーがどの機能を担当したか、業務コンポーネントで何を使用したのか?などを説明しています。 みずほのシステムである「MINORI」の全体構成も確認できる章ですね。 第二部 主に、東日本大震災のときに起きた障害について詳しく解説しています。 障害発生の原因やそのときの状況、障害復旧までの流れが詳しく書いてあるので、現場で実際にシステムを構築している人にとっては必見の章ですね。 障害の応急処置の判断は改めて大切だと実感しましたし、同時に難しいと感じました。 僕の中では一番興味深かった章ですね。 第三部 第三部では主に合併時に起こった障害について、詳しく紹介しています。 もともと3つの銀行が合併することは大変だと思っていましたが、それでも想像を超えるほどの困難が描かれてました。 少し昔の話なので、28歳の私には知らないこともありました。 若いシステムエンジニアは知っておく必要がありますし、ベテランエンジニアも抑えて置かないと合併に直面したとき大変なことになるでしょう。 経営人と現場の距離感を感じたのはこの章でした。 ここから全ての障害やシステム構築が始まったので大切な章です。 あわせて読みたい! >> 印象に残った場面とそれに対する主張 僕は全面的に本書を支持する訳ではありません。 今後の日本におけるシステム開発がより良くなるように、本書について感じたことを主張したいと思います。 文章の中から一部分を抜粋して、システムエンジニア歴5年の若造が感じたことを書いていきますね。 益荒男(ますらお)という表現で美化してはダメ みずほFGの石井専務はMINORIの開発を通じて育った人材を「益荒男(ますらお)」と表現する。 MINORIの開発で鍛えられた人材が現在、海外系や証券系、投資顧問系などの別のシステム開発に参加し、一騎当千の活躍をしているという。 みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 107ページ なぜか美談で語られているのだが、生き残った人間より消えた人間の方がはるかに多いはず。 それにも関わらず育った(残った)人間が育つのはごく当たり前ではないか。 メンタルの強さ、世渡り力、ポテンシャルを持っていないと切り抜けられないプロジェクトだったように感じるので、育ったのではなく「 育つ要素を元から持っていた」が正解だろう。 本来考えなければいけないのは、『 そういったポテンシャルを持たない人材でも、残れるような現場をどうやって作るか?』ではないか。 ただ、 システム品質を向上させる方法を理解しているメンバーがいるのは心強い。 他のメガバンクにはない、システム構築の強みになるのではないかと思う。 伝言ゲームもできない現場 携帯電話会社は前日の十四日、携帯電話から大量の振り込みが集まるとの見通しをみずほ銀行の担当部門に知らせていた。 みずほ銀行の担当部門は、みずほグループの情報システム会社であるみずほ総研の担当者に、この情報を伝えた。 一方みずほ銀行のシステム部門には伝えなかった。 139ページ一部抜粋 情報も正確に伝わらないほど、忙しかったのが目に浮かびます。 が、さすがに重要な情報であれば確実に伝わるようにしておくべきかと。 経営側の問題もさることながら、現場での情報連携にも問題があったので、何を信じて作業を進めるか判断できないような状況だったと推測します。 連絡系統は、どのプロジェクトでも重要ですよね。 日本の企業はこういうところが弱いと感じるので、プロジェクト参画するときは、情報経路を明確にしたいですね。 桁違いの規模感 みずほ銀行のシステムMINORIは、以下のような数字を叩き出しました。 投資額 4000億円半ば• 開発規模 35万人月• 1次委託先 70社〜80社• 2次〜3次委託先 900社超• 商品サービスは 3000種超• 商品サービスと連携する「取引サービス」 3000種 聞くだけでゾッとするような規模の数字ですね。 これを目の当たりにするだけで、この本を読んでよかったと思えるほどです。 この規模の開発は世界でも珍しく(というか無い)、 システムエンジニアの人は知識拡充のために絶対に読んでおくべきでしょう。 Twitterでの感想まとめ Twitterでの感想をまとめて紹介しますね。 みずほ本、「重なった三十の不手際」という章タイトルが「三重の不手際」の誤字だろうと思ったら、ホンマに三十の不手際が出てきて泣いてしまった。 — 部品(本田翼) tjmlab みずほ銀行のシステム統合って、最終的に35万人月かかったのか…。 目次の時点で目眩がして、30ページ読み進めた時点で、休憩が必要になる。 とにかくヤバイだろコレは。 — マスク・ド・アナライズ maskedanl 週末読書。 みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 はじめにと目次だけで体力、精神力を奪われ、さらに読み進めると魂を持っていかれそうになる。 やはり驚きのツイートが多いような気がします。 読むのが疲れるというツイートも多いのですが、それほど中身が詰まって衝撃的な内容の本となっています。 僕も2,3日に分けて読みました。 なのでゆっくり時間をかけて読むと良いかもです! みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史の感想をまとめる これだけ大きな開発を経て、世に繰り出されたMINORI。 今後この規模を超えるシステム開発は、ほとんど無いでしょう。 合併からひきづっている経営の問題やITへ無関心な経営陣。 シェアの取り合いで自分のことを優先的に考える各社ベンダー。 様々な問題を乗り越えてシステムがリリースできるんだな。 と改めて実感できました。 僕はシステムエンジニア5年経験程度の若造ですが、現時点で読めたことはとてもよかったと感じています。 まだ読んで無い人はKindle版もあるので、ぜひ購入してください。 特に「上流工程やITコンサル、社内SE」の人にオススメです。 きっとあなたには考えられないシステム開発の世界が広がってます。 歴史に残る一冊をぜひご覧ください。 \Amazonランキング堂々の1位獲得!話題を新書を今すぐ手元へ!/.

次の