ブイ チューバー オーディション。 V

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ブイ チューバー オーディション

ありえない条件にも関わらず募集に応じてノコノコやってきた愚か者がひとりだけいた。 ひとりしかいなかったと言うべきか、ひとりもいたというべきか。 しかしよりによって顔見知りとは……。 それもよりによって彼女を寄越すとは神はいったい何を考えているんだ。 「すまない。 もう一度だけ認識を再確認しようか。 これはブイチューバーのオーディションで、ブイチューバーになってくれる子を探しているんだ。 こんな小さで無名な会社だけどね」 「もちろん存じています」 ほとんどのものが持ち去られ必要最低限の机や空の棚しかない応接室で長曾我部は平然と答える。 「おまけに完全歩合制でしばらくは無給で働いてもらうことになると思うけど、それもちゃんとわかってる? ただ働きってことだよ?」 「わかっています」 ちゃんとわかっているようだ。 夢遊病か、何かのバイトの面接と間違ってやってきた可能性も考えていたがこれでいいらしい。 「これは一次選考で特に話すこと以外にこれといって審査にすることはないんだけど、ちなみに、どうしてブイチューバーになりたいのかな?」 堪えきれず核心に触れてみると、はじめて彼女の毅然とした態度に揺らぎが生じた。 制服の裾をぎゅっと摘まんでいる 「それは……」 「それは?」 「違う自分になってみたいのです」 「それどういう意味?」 「ブイチューバーになれば違う見た目と違う性格と違う話し方を手に入れられて、いまとは違う自分になれるかと思って」 一同級生として意外だった。 長曾我部ひまりは客観的に見て誰もが羨む才色兼備の優等生だ。 彼女になりたいという人はたくさんいるだろうし、なりたくてもなれないのが現実だ。 なのに本人は自身に満足がいっていないかのような口ぶりだった。 「いまの自分に不満ってこと?」 「はい。 そういうことになると思います」 面接という場ということもあって彼女は俺の正体も知らずに赤裸々なことを語ってくれる。 つくづく未成年とばれないようにオールバックにサングラスという出で立ちにしといて正解だった。 しかしもし俺だとばれたら場合には大変なことになる。 というか命はないかも知れん。 とはいえいまさらこちらも引き下がれない。 「信じられないな。 君、可愛いし、頭も良さそうだし。 なんというか委員長というあだ名が似合いそうな感じじゃないか。 何に不満が?」 「実際に学級委員長をやったことがありますし、現在は僭越ながら生徒会長を務めさせていただいております。 なので他者から高い評価を頂いていることはそれなりに存じていますが、しかしそれは本当の私じゃないのです」 「本当の私じゃない? じゃあ本当の君ってどんなの?」 仕事なのを忘れて興味津々で尋ねる。 「わかりません」 「え。 どういうこと……」 「それを確かめてみたいのです。 両親の知らない場所で、友達の誰もいないところでなら本当の私になれるような気がするんです」 「よくわからないな」 「だからワタクシはお金とかはどうでもいいのです」 「もしなれたしたなら何がしてみたいの? 具体的に」 「その……お下品で恐縮なのですが、下ネタとか、言ってみたいです」 思わず吹き出しそうになりぐっと耐える。 「……別に言えばいいじゃん」 「無理です。 周りの人達なんと言われるか」 「もしかしてあんまり言ったことがない?」 「人生で一度も」 「人生で一度も?」 「はい。 人生で一度も」 「さすがにそんなことって……いや、冗談だよな?」 「本当です」 「じゃあテンガって知ってる?」 「何ですかそれ? レンガならわかります」 真顔で長曾我部がやや首を傾ける。 「いや何でもない。 いまのは忘れてくれ。 とりあえずやりたい理由らしきものはわかった。 本人的には非常に真剣だというのも理解したつもりだ。 じゃあブイチューバーについてはどれくらい知ってる? 過去に経験があると採用しやすいんだけど」 「正直あまり。 雑談したりゲームしたりすることを仕事にしてる人?」 「月並みだな。 じゃあ好きなブイチューバーは?」 「架け橋ワタルさん。 友達に強引に勧められて拝見したらあの奔放さに感動してしまって、それでワタクシもなりたいと思ったのです」 「四皇のひとりか」 「よんこう?」 「そんなことも知らないでこの業界に入りたいとはな。 四皇ってのはバーチャルユーチューバーの存在を世に知らしめブームのきっかけを作ったレジェンドの四人を指す言葉さ。 黎明期が終わりそのあと『2D3D』が覇権をとったあとは炎上したり事務所ともめたりしてほとんとが消えてしまった。 唯一まだ生き残ってるのがその架け橋ワタルって子だ」 「やっぱりすごい人だったのですね」 「でもその人すらいまや新四天王の前に押されてる」 「今度は四天王? 何ですかそれは?」 「要するに現環境における人気ブイチューバーの最強の四人のことだ。 俺がいま君に言いたいのはな、この世界は甘くないってことだ。 天下をとっていた四皇すら数年で衰退しトップの入れ替わりが激しい。 毎日しのぎを削ってる。 軽い気持ちで始めて勝てる世界じゃない」 これは親父にも言っておくべきだった。 あとで言っておこう。 「でもどうしてもなりたいのです」 「下ネタを言うために?」 「いえ、乱れたいのです」 「お前ネットの世界で何するつもりなんだ……」 「自分を曝け出せるなら私は別に誰にも勝てなくてもいいです」 「その熱意は買うが、うちの偉大な社長は採用条件のひとつに野心があることを入れている。 理由がわかるか? こちらはあくまで商売でやってる。 慈善事業じゃない。 君の実験に付き合う義務もないし、下ネタを言いたいなんて小さな目標しか持ってない子を雇うわけにはいかない。 成功してもらわなければ困るんだ。 君みたいな競争心のない子は採用できない。 わかるかな?」 半分は事実であり半分は優しさで俺は感想を述べた。 こちらとしてはもう後がないが、結論は不採用。 とても彼女が魑魅魍魎が跋扈するネット界でやっていけるとは思えなかった。 経験もなければ知識もない。 地位や名声にも興味がない。 はっきり言って向いてないのだ。 ここで諦めて帰った方が彼女のためだろう。 長曾我部はとても恵まれているのだからこのまま順風満帆な人生を送っていけばいいのだ。 下ネタに挑戦することもない。 これは俺なりの慈悲だ。 だがこっちの慮りを知ってか知らずか彼女は覚悟を秘めた目をいっそう鋭くしていた。 「野心がお望みでしたら、ではワタクシ目指します」 「目指すって何を?」 「もちろん四天王を」 彼女は真剣そのものの表情でそう堂々と宣言してみせた。

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最近のブイチューバー?いわゆる『にじさんじ』についての質問です。友...

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第2話 素人たちのオーディション

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Vtuber ブイチューバー も、最近どんどん増えていますよね。 顔を出さないで、Youtubeができるということで、バンバン展開されています。 芸能事務所やYoutubeプロダクションなどでも、自前のVtuberをどんどん増やしています。 あまつさえ、地方自治体も、ゆるキャラから、Vtuberを増やしていっている状況です。 ご当地キャラとのつながりでしょうか。 そこで、今回は2019年8月29日時点でのVtuberのチャンネル登録者数のランキングで、TOP7のご紹介です。 その前に、Vtuber ブイチューバー という言葉を知らない方向けに、Vtuber ブイチューバー について、簡単に解説します! 目次• Vtuber ブイチューバー とは Vtuber ブイチューバー とはバーチャルユーチューバーの略称です。 アバターで動画配信をしている人々のことをさします。 ただ、Vtuber ブイチューバー は、Youtubeではなく、ニコニコ動画など、そのほかの動画サイトで活動をしている人も含みます。 人気のVtuber ブイチューバー の代表格は、「キズナアイ」さんです。 キズナアイさんの登場で、Vtuber ブイチューバー は脚光を浴びました。 キズナアイさんのYoutubeチャンネルの登録者数は250万アカウントを超えており、ものすごい人気です。 Vtuber ブイチューバー への投資も過熱しています。 というところで、バーチャルYouTuberであるVtuber ブイチューバー のチャンネル登録者数ランキングです。 *チャンネル登録者数なので、Youtubeでの数字になります。 ご了承ください。 ブイチューバーランキング さっそくご紹介していきます。 この数字は、2019年8月29日時点のものです ブイチューバーランキング1位 キズナアイ チャンネル登録者数 2,672,259人.

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